い~な 上伊那 2つのアルプスと天竜川からなる伊那谷の北部に位置し、雄大な自然に囲まれた上伊那地域。 この地域の自然、食、歴史や地域のがんばる人々など、私たち職員が見つけ、感じた上伊那の魅力と地域の活力を発信します。

い~な 上伊那

2つのアルプスと天竜川からなる伊那谷の北部に位置し、雄大な自然に囲まれた上伊那地域。 この地域の自然、食、歴史や地域のがんばる人々など、私たち職員が見つけ、感じた上伊那の魅力と地域の活力を発信します。

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米寿の祝いに 【井月さんのこころ133】

アトラクション(春宮社、信友社)

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アトラクション(三友社、愛睦社)

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 遡って19日(土)諏訪清陵高校77回生の還暦祝い同期会があり、諏訪市内のホテルで243名の卒業生のうち、わざわざこの日のために帰国した者を含め全国各地から総勢70名余りが参加して旧交を温めました。我がクラスメイトは、15名の出席で恩師を囲んで懐かしい青春時代に思いを馳せました。

 当日朝、同じ町内に住む先生を会場へご案内するようにとの幹事からの電話を受け、行きの電車でずっとお話しをさせていただくことができ、得をした気分。米寿を迎える先生も町の公民館長は引退されましたが、まだまだ講師をお引き受けいただいて文学や暦の話などをされておられるとのこと。曾孫さんもいらっしゃるとのことですが、まだまだ現役で、会場での御挨拶にも一同感銘いたしました。

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 締めには、第一が8番、第二が10番プラス前後と15分くらいかかる日本一長い校歌を略さず唄い切ってお開きに。クラスの二次会へ席を移し、万感の思い出話しが尽きることはありませんが、名残惜しくも再会を約して、電車の時間に合わせて解散となりました。

   諏訪の湖友どちいづち秋長けて  青巒

       時計の針はファイブアクタス   朴翆

   還暦や吾が子自慢に吾亦紅  青巒

       戻して止めむ電波の時計   朴翆

   還暦や友多き空アキアカネ  青巒

 

 米寿の祝いを井月さんが詠んでいます。

   取越て米の祝や今年酒  井月 

  (とりこしてよねのいわいやことしざけ)

 以下、この句の評釈について、井上井月研究者である竹入弘元氏の「井月の魅力 その俳句鑑賞」(ほおずき書籍)から引用させていただくと・・・、
 取越しては、慶弔行事を繰り上げること。家の祖父(母)が数えの八十八歳を迎えて、米寿の祝いを期日より早く挙行、出来立ての新酒を酌み交わす。

 今年酒は新酒と同じ。新米・新酒など新とか、初稽古など初とか冠した季語には、賞美の心があり、なりゆきよかれと縁起を担ぐ気持ちがある。米の字を分解して八十八。

 (今年酒・秋)

 23日(水)は、秋分の日。お彼岸の中日でした。菜種を播くために前日から休耕田や畑に鶏糞を撒き、トラクターで掻き回しました。20アール分の種が届いていますが、朝晩の気温が15度前後となっていますので、今月中には播種しないと冬越しに向けた生育が間に合いません。忙しさに取り紛れて農作業も遅れ遅れになってしまいましたが、菊の芽掻きと摘蕾を済ませ、葉牡丹の苗もようやく定植しました。ご先祖様に笑われませんように。

   此(し)岸から彼(ひ)岸を眺むひしと今朝  青巒

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