2014.01.10 [ 歴史・祭・暮らし ]
菊の湯様 長い間ありがとうございました!
湯上がりの一杯 ぷはーッッ!!(瓶でなく紙パックでした)
ほんとにどうして気持ちがいいんでしょうね!?
菊の湯名物 ラドン泉の”証”と”ラドン発生装置”
ボイラー室を見学!
従業員の小谷 修二さん 従業員の小島 美恵子さん
代表の唐沢 寿子さん。突然の取材にも快く応じていただきました。
ご主人は、なんと元県職員で、伊那合庁の教育事務所等に勤務された後、退職して家業を継がれたのだそうです。従業員の方々は長年住み込みで勤められ、「子どもよりも長い時間を過ごした”家族”」とのお話でした。
今のお気持ちをお伺いしたところ、”挨拶文に書きましたとおりですので”と挨拶状をいただきましたので、以下に全文を掲載してご紹介させていただきます。
ごあいさつ
菊の湯は昭和十年から開業致しまして、今日まで七十八年間、昔はおじいちゃんがリヤカーでおがこを運び「中将湯薬り湯」でした。
お客様より温まると喜ばれ、それはそれはにぎやかでした。昭和三十四年には大きなテレビを玄関にすえつけ、子供さん達が湯上がりに見て帰れるようにそれはそれはにぎやかで、その場面を懐かしく思い出されます。
おばあちゃんは八十二才までお客様と番台で楽しそうにお話をして喜ばれておりました。
主人は昭和五十八年より「ラドン温泉」をオープンして三十年。上諏訪の片倉会館のラドンを参考にして取付工事を三日間で設置していただき、お客様方に「温まる、あーいい気持ちだ」と言っていただき、お客様も増えて主人は喜んで、本当にさんざん迷ったけれど「ラドン温泉」にしてよかったと喜んで、風呂屋を愛し誇りに思って頑張っていました。
主人が他界して三年、今日まで家中で頑張って参りましたが、施設の老朽化、従業員の高齢化、燃料費の高騰など、とうとう公衆浴場の営業を終了することに決断いたしました。
ここまで頑張ってこられましたのも、皆様のお力添えがあってのことと感謝すると同時に、今までご愛顧頂きましたお客様方にご不便をおかけ致しますことを心からお詫び申し上げます。
主人に代わりまして、深く深く心より御礼申し上げます。
本当にありがとうございました。
皆様のご健康とご多幸を心より祈念申し上げ、御礼のご挨拶といたします。
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