2014.01.18 [ 歴史・祭・暮らし ]
読書始めの頃【井月さんのこころ44】
1月10日(金)上伊那広域連合主催の「新春名詞交換会」が開催され、県機関を代表して祝辞を申し述べさせていただきました。その要旨です。
あけましておめでとうございます。
昨年は、「確かな暮らしが営まれる美しい信州」を基本目標に掲げた県の新たな総合五か年計画「しあわせ信州創造プラン」がスタートし、その上伊那地域編に「二つのアルプスに抱かれて 紡ぐ文化と産業 息づくいのちとくらし」を目標に掲げた年でありました。
この上伊那地域編には、5本の太い幹と全部で26本の枝があります。
この5年間で、それぞれの枝に葉を茂らせ、花を咲かせ、実をつけていくことになります。もちろん行政だけが主体ではありません。むしろ、行政は土であり、水であり、肥料であり、光であります。県職員一丸となって、国の機関や市町村の皆様方にもご協力いただいて、そうした役割を常に意識して、上伊那地域が成長できるように、前の年よりも暮らしが良くなり、元気な社会になるように、木々の根をしっかりと養うような、着実な仕事を進めてまいりたいと考えております。
当面する大きな課題、南信地域における工科短大機能については、上伊那一枚岩となって合意形成を図っていただいたお陰で伊那技術専門校を活用し平成28年4月開校に向けて「南信工科短期大学校」として設置することが決定いたしました。
また、リニア中央新幹線の整備は、長野県にとっても伊那谷にとっても千載一遇のチャンスであり、これを地域振興に活かすための「伊那谷自治体会議」を昨年8月に立ち上げたところであります。併せて、大都市圏との時間距離が飛躍的に縮まるメリットを最大限に活用できるようリニア開業を見据えた地域づくりの指針となる「リニア活用基本構想」を企画部において取りまとめ中であります。現在検討が進められている建設発生土活用のワーキンググループや社会資本・道路網に関する「地域づくり勉強会」等との連携を図りながら、また、環境影響についても できるかぎり減らすことができるよう市町村の皆様方と一緒になって取り組んでまいります。
JR飯田線についても、13年後のリニア開通を見据え、伊那谷の地域振興や活性化に資するべく、県も沿線市町村や経済界の皆さんと一緒になって利用促進や輸送力強化を図るための新たな「JR飯田線活性化期成同盟会」の設置に向けて取り組んでいるところであります。
また、お手元に「い~な上伊那地域づくりフォーラム」1月25日(土)に駒ヶ根駅前のアルパで開催する案内をお配りしてあります。24年度分の地域発元気づくり支援金の優良事例の表彰と事例発表を、第2部「かみいな魅力発信シンポジウム」では、飯田線を活かしたまちづくりについての講演とパネルディスカッションを計画しております。今年は駒ヶ根市内4駅が開業百周年を迎えます。大勢の皆様のご参加をお願い申し上げます。
結びに、本年が上伊那地域にとって希望が持てる、明るい年になりますようにご祈念申し上げますとともに、御参会の皆様方の益々のご健勝をご祈念申し上げまして、県機関を代表してのあいさつといたします。
本年もよろしくお願い申し上げます。
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