い~な 上伊那 2つのアルプスと天竜川からなる伊那谷の北部に位置し、雄大な自然に囲まれた上伊那地域。 この地域の自然、食、歴史や地域のがんばる人々など、私たち職員が見つけ、感じた上伊那の魅力と地域の活力を発信します。

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衣替えの頃【井月さんのこころ64】

 さて、暑い夏がくると、エネルギー不足が心配され、国内すべての原子力発電所が稼働停止しているなかで電力需給も逼迫が予想されています。
 この5月から電気料金の値上げがされていますが、日割り計算なので、その影響は5月検針、6月請求分から大きくでてきそうです。
 中部電力(株)伊那営業所の長尾所長さんが来所され、5月1日からの電気料金値上げについて御説明をいただいたのは、4月の下旬のことでした。
 中部電力(株)は昨年10月に規制部門(一般家庭等)の電気料金の平均4.95%値上げを経済産業大臣に申請し、5月1日から平均3.77%の値上げ率で認可されたとの説明でした。
 平成25年5月の浜岡原子力発電所の全号機停止以降、火力燃料費が大幅に増加したため、極めて厳しい経営状況となったことから、今回の値上げ申請に至ったとのことです。
 今回は、4月からの消費税増税や再生可能エネルギー発電促進付加金等の変更も重なり、影響は更に大きいものになるとの説明でした。
 例えば、一般家庭の従量電灯B契約(契約容量30A、使用量300KWH)の場合は、7,568円から8,225円へ657円(8.7%)の値上げ、事務所店舗の従量電灯C契約(12KVA,使用量1,000KWH)の場合は、28,029円から31,360円へ3,331円(11.9%)の値上げになるとのことです。
 なお、自由化部門である大口契約の場合には、例えば100KV契約の町工場で14.4%の値上げになるなど、大口になるほど値上げ率が高くなるとの説明でありました。

 また、直近の長野県のピーク電力は大雪が降った2月14日の295万5千KWであり、この5月から上越火力発電所2-2号機が営業運転開始となり、上越火力4基計約240万KWで県内消費電力の約8割が賄えるようになる見通しであるとのことでありました。
    

 ところで、今年度から地元の辰野町小野休戸耕地の副総代兼会計を務めているところですが、過日、中部電力(株)諏訪営業所から公衆街路灯の5月分の請求書(157円)が届きました。口座振替のはずなので、おかしいなと思いながら問い合わせてみましたら、4月3日に新設したLED街灯の分であることが判りました。
 このLED街灯の工事費は小野区へ休戸耕地から300円の地元負担金を支払って数万円かけて新設されたものです。
 5月29日(木)早速、中部電力諏訪営業所へ架電し口座振替の手続きをしていただけるよう手配しました。
 さて、ここからが、自治会の役員さん方、必見の情報です。
 休戸耕地にはこれ以外に31口の街路灯があり、口座振替で電気料金を支払っていることが名古屋の中電料金事務センターから届いた一覧表(5月分)を調べてわかりました。
 そのうち、29口の請求金額は276円で、2口は179円となっていました。「あれれれ?」LED灯と蛍光灯とでこんなに単価が違うものかと思い、ついでに聴いてみました。
 答えは何んと「白熱灯40W契約なので276円/月です。お客様からの申出がなければ変更できないのです。」とおっしゃるではありませんか。今時、田舎の街路灯でも40Wの白熱灯を使っているところなどあろうはずがありませんよね。
 早速土曜日に、軽トラックの荷台に脚立を積んで、全ての街路灯のワット数を調べて廻りました。口金26の電球の場合は12Wから14Wのスパイラル蛍光管、直管蛍光灯の場合は18Wであることが判りました。
 また、電柱の番号と契約名が一致していないものもあり、どのように数えても30灯までしか確認できませんでした。
 翌週6月2日(月)中部電力諏訪営業所へ架電し、その週のうちに現地確認して契約変更等の対応をしていただくよう依頼しました。
 昨年12月からLED普及のために20W未満の区分を更に分けて10W未満が新設されたようです。従って料金区分は、10W、20W、40W、60W、100W、100W超の区分です。詳しくは、こちらです。
 公衆街路灯A 需要家料金+電灯料金(+再生可能エネルギー発電促進付加金)で計算されます。

 40W契約は、4月30日まで212円/月が5月1日から270円/月に値上げになりました。今回5月分は、値上げの5月1日を挟むため日割り計算されており、再生可能エネルギー発電促進付加金11円を加えて276円になるということのようです。20W契約に変更すると148円/月から177円/月に値上げになります。従って、これまで1灯64円払い過ぎていた計算で、30灯1年でその差は2万3千円。今回気づかずに40W契約のままでいくと、その差は1灯93円/月、30灯では年に3万3千5百円もの差が生じます。耕地費を年に1戸5百円余り値下げできる計算です。
 LED球の単価も下がってきていますし、浴室対応(防水)・広角照明のものなどバリエーションも豊富になってきていますので、現在使用中の蛍光管が切れ次第、順次さらにその下の10W未満130円/月へ契約変更していきたいと考えています。

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