商工観光課から秋山の魅力と登山における注意点をお伝えします。
秋は美味しい果物をはじめとする農産物が旬を迎え、山は美しい紅葉が進んできます。山歩きは、暑くもなく寒くもない、とても歩きやすい季節となります。
また、空気も澄み水も清く、絶景を楽しめる季節でもあります。そんな魅力ある秋山登山ですが、遭難等を防止するため注意してほしいことがあります。
今回は、秋山の魅力と登山の注意点をお伝えしたいと思います。
秋山の魅力
秋になれば誰しも一度は紅葉狩りに出かけるのではないだろうか。標高の高い山では、すでに紅葉が始まってきている。紅葉は標高の高い所から低い所へ、また北から南へと移っていく。
草原の草が枯れる様子を「草紅葉」と表現する。この草紅葉もまた味がある。
(写真は子檀嶺岳山頂の眺望)
四阿山の山麓は紅葉と言うよりは黄葉だろう。黄葉もまた素晴らしい。奥には浅間山や湯の丸が構えている。
湯ノ丸山の紅葉の始まりはパッチワークのようだ。今年はどんな色付となるか。
菅平高原の入り口にある唐沢の滝。紅葉した樹木の間から水が流れ落ちる。
池塘や沼、火山湖は、鏡のように眼前の山並みや青空を映しだす。草紅葉に囲まれた池の平湿原の鏡池(池塘)にはスカイブルーの青空が映りこんで、素晴らしいコントラストをつくる。風があると水面がゆれるので、風が落ち着いている早朝がおすすめ。
「秋高し」といわれるように、秋は空気が澄んで、空が高く広々と感じる。秋晴れの空の下を歩けるのはとても爽快だ。そんな日に登山ができるかどうかは日ごろの行いが大事かもしれない。
美ヶ原高原に立つ「美しの塔」に尾崎喜八の詩「美ガ原」が刻まれている。
登りついて不意にひらけた眼前の風景にしばらくは世界の天井が抜けたかと思う。
やがて一歩を踏みこんで岩にまたがりながら、この高さにおけるこの広がりの把握になおもくるしむ。
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