こんにちは！商工観光課　Sです
突然ですが、みなさんは、中学生の頃、自分の将来をどんなふうに思い描いていましたか？
将来やりたいこと、やりたい仕事、どのくらい具体的にイメージできていたでしょうか？？

上田地域振興局では、上田地域の産業や企業について地元の中学生に知ってもらい、将来の就職先の選択肢の１つとして考えるきっかけにしてほしいという思いから、産学官連携のキャリア教育支援事業を、地域振興推進費（※）を活用して実施しています。
今年は、公募により選定した、上田市の第二中学校と第五中学校の２学年の職場体験の支援をさせていただきました。
その様子を少しご紹介します

（※地域振興推進費とは、地域振興局長がリーダーシップを発揮し、他の現地機関と連携調整を図りながら、地域課題の解決や地域の活性化等に向けた取組を実施するため、自ら考え執行する予算です。）

① まずは【事前学習会】
職場体験に出かける前に、【事前学習会】というかたちで、各校において、職業理解を深めるための講演を聞いたり、職業マナーについて学習しました。
運営や進行をしてくださったのは、本事業の委託業者さんである(株)コミュニケーションズ・アイの産業カウンセラー、高橋　知也さんです。
第五中学校では６月２８日（火）、第二中学校では７月８日（金）に行いました。

講演では、「働くってなに？」、「なんのために職業体験をするの？」というテーマについて理解を深めたり、敬語の使い方やお辞儀の仕方など、社会人としてのマナーを、実践を踏まえて学びました

お辞儀の練習。みなさん真剣です・・・

第二中学校では、信州大学と長野大学の学生さんにもお手伝いをいただき、グループワークも行いました
「ゲーム」、「スイーツ」、「スポーツ」という３つのキーワードに関連する職業を各グループでそれぞれ書き出し、「その仕事をしているのはどんな会社か」、「その仕事をするためにはどんな資格や勉強が必要か」をグループのみんなで考えます。

「上田地域企業ガイド」や「学校紹介パンフレット」も活用して意見を出し合い、最後はグループごとに発表を行いました

② いよいよ【職場体験】へ
事前学習会で学んだことを踏まえて、上田地域の事業所へ職場体験に出発です！
第五中学校のみなさんは７月１３日（水）・１４日（木）、第二中学校のみなさんは７月１９日（火）・２０日（水）、それぞれ２日間ずつの体験となりました。

やおふく　古里店　様にて、商品の陳列。 「思ったより、むずかしい・・・（＾＾；）」

春原建設㈱　様にて、測量体験。 とても丁寧に教えていただきました！

職場体験先は、第五中学校が５３か所、第二中学校が３８か所。上田地域の７６の事業所にご協力をいただきました。
上田地域振興局でも受入れを行い、現地視察等にも出掛けました

上田農業農村支援センターでの体験。 転倒に気を付けつつ、水田で害虫の発生状況を確認中！

農地整備課での体験。 現地視察に出掛け、菅平ダムの安全点検も体験してみました！

中学生のみなさんからは、「事前学習会では、将来社会に出た時に役立つ話が聞けて良かった」、「職場体験では、普段お客さんとして見ているだけではわからない仕事の大変さがあった」等、様々な感想をいただきました。

中学生のみなさんは勉強に部活に忙しく、将来のことを真剣に考えるのはまだまだ先・・・という方も実際は多いかもしれません。
でも、今回の体験で感じた、「勉強になった！」、「大変だった！」、「楽しかった！」という気持ちをいつかどこかで思い出し、みなさんの将来に、【地元で働く！上田地域で働く！】という選択肢を１つ、加えてもらえると嬉しいなぁと感じています
中学生のみなさん、３日間大変お疲れ様でした