東京の頃から、信州の食材は色々使っていました。
契約農家が、こちらにあったので、東信地域には度々伺っていて、自然の豊かさに大変惹かれていました。
自然豊かな信州での開業は憧れでしたが、さすがに人里離れたところに店舗を構えるのは躊躇しました。
これまでとあまりに環境が違うと、販売促進のノウハウなども活かせませんから、どうやって商売したらいいかと不安になってしまいます。
上田の商店街なら集客も見込め、ノウハウも活かせます。
そして、周りの方々との繋がりも得られます。
商売をしていく上で、そういったことは、とても大事だと考えています。

海野町商店街を選んだ理由は、空き店舗の情報が手軽に入手でき、そして、商店街組合の後押しをいただいたことが大きかったですね。

スイーツは壁面に。かわいらしい店内を上手く使ってます。

ネットで調べたりして、そして、空き店舗情報が掲載されていた海野町商店街振興組合さんにメールしてみました。
突然でびっくりされたかと思うのですが、丁寧なご連絡をいただき、色々と相談に乗ってもらって、そして、いい物件をご紹介いただきました。
商工会議所や市役所の窓口にも話を繋いでくださいました。

– 開業にあたって、何か支援を受けましたか？

商店街の空き店舗に入居するということで、上田市の補助金（空き店舗新規出店支援事業補助金）をいただきました。
開店時には、ハード面の整備など経費が掛かりますから、大変助かりました。

それから、長野県の制度資金（創業支援資金）により、金融機関から融資を受けました。
自己資金もある程度用意していましたが、補助金や融資のおかげで、資金面では開業しやすかったと思います。
手続き面では、商工会議所の方に色々と助けてもらい、感謝しています。

制度資金は自己資金の条件がなく（※）、使いやすかったです。

※以前は借入額と同額の自己資金が必要でしたが、Ｈ24年4月から、1000万円までの借り入れは原則自己資金が不要となりました。なお、融資に可否は、金融機関・信用保証協会の審査により行われます。

– 開業にあたって、特に準備したことはありますか？