こんにちは。総務管理課 つぶ吉です。
令和6年度に採用された職員のみなさんと、東御市祢津御堂の「ワイン用ブドウ畑」と
上田市内にある「重文 常田館製糸場」に行ってきました。
見学したぶどう畑は高台にあり、奥のほうには八重原台地も見えます。
地域振興局農地整備課の職員から事業の説明を聞きます。
ブドウ畑になる前は桑畑だったとのこと。
機械化されていない時代に農作業をしてきた先人の方々のご苦労が偲ばれます。
株式会社 カーヴ・ド・ミドウさんから、お話を伺いました。
ブドウ栽培からワイン醸造そして販売まで、御堂地区に参入する全ての事業者を総合的にサポート
することで、御堂を再び耕作放棄地にしないという考えのもと、取り組んでいらっしゃるとのこと。
御堂地区で栽培したぶどうを使ったワインをいつの日かいただいてみたいですね。
「重文 常田館製糸場」です。
こちらでは学芸員さんから建物の説明を受け、繭から糸取りの体験をさせていただきました。
カップの中のお湯の中に浮かんだ繭から糸口を探し、糸を引き出します。
それを2、3人で1本に撚り合わせながら糸巻きに巻き付けてゆきます。
3本撚っても細い糸にしか見えませんが、糸巻きに幾重にか巻き付けたものは
触ってみるととても強く、跳ね返ってくるようで、驚きます。
その後学芸員さんより、上田市内にも大規模な製糸場や養蚕研究の施設が整っていたこと、
長野県の養蚕業が日本の明治以降の近代化に大きな役割を担っていたことなど、興味深い
お話を伺いました。
時代が進み養蚕業が衰退すると多くの桑畑が荒廃地になってしまいましたが、
その中の桑畑のひとつが今は、先に見学したワインのためのブドウ畑になっているといいます。
今日の研修が繋がったようで、ひそかに感動してしまいました。
身近な場所で歴史を感じる貴重な体験を、新規採用の職員の皆さんと一緒にすることができました。
このような歴史・文化をたくさんの人に知っていただきたいです。
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