上小地方事務所のＹ夫です。

別所線の魅力については、これまで、その１、その２（駅舎編）、その３（電車編）とご紹介してきましたが、今回は、８月１１日と１２日に、「みんなの信州私鉄フェスタ」という鉄道イベントが上田市で開催されたので、そのときの様子をお知らせします。
このフェスタは、長野県内の４つの私鉄会社が開催したものです。長野－軽井沢間を運行するしなの鉄道、長野－湯田中間の長野電鉄、松本から上高地方面へ行くアルピコ交通（松本電鉄）と、われらが上田電鉄です。


場所は、昨年４月、上田駅近くにできた「アリオ上田」。イトーヨーカドーと７０を超える専門店、ＴＯＨＯシネマズ上田からなる大型のショッピングセンターです。普段からとてもにぎわっているところですが、夏休みでもあり、子供たちの大好きな鉄道イベントがあるということで、この日はいつも以上に混雑。これまでこのブログで何回か紹介し（ためしにこちらをご覧ください）、全国のイトーヨーカドーの中で一番売れている焼き鳥「美味だれ焼き鳥」を帰りに買って帰りましたが、次々にお客さんが来てパックに詰めていました。どこの売り場も大盛況。

そんな中、フェスタには、上田市の観光ＰＲを行うため今年結成された「信州上田おもてなし武将隊」（こちらのブログもどうぞ）も出動し、ステージでパフォーマンス。それぞれの催し物のコーナーには、子供さんたちがたくさん。

電車模型の運転体験コーナー（下の写真左）では、制帽をかぶった小学生が、目の前に広がった鉄道のジオラマで、自分で操作して電車を動かしています。また、別のコーナー（下の写真右）では、運転台に座って、運転手さんが運転しているときに実際に見える風景や線路をディスプレーで見ながらコントローラーを動かして、運転手さんの気分になっています。

また、親子で楽しめるコーナーもあり、レールの上で模型の電車を動かして遊んだり、ペーパークラフトで電車を作ったりしていました。


各社が作っているグッズの販売コーナーもあり、わが上田電鉄でも、別所線のかわいいキャラクター北条まどかのタンブラーとか、電車内でハーモニカを演奏して人気の駅長さんにちなんだ超小型ハーモニカなど売れていました。このハーモニカ駅長さんやグッズに関しては、次の「別所線の魅力」ブログで紹介する予定です。

４社は、どこも経営的には厳しい状況が続いていますが、ぜひともこれからも運行を継続していってもらい、また、私たちもどんどん乗って、地域の足を守っていかなければならないと思います。こうしたイベントも一つのきっかけとして、一人でもお客さんが増えてくれればいいなあと、別所線で通勤している私は大いに期待してしまいました。