じょうしょう気流 「上小(じょうしょう)地域」と聞いて、みなさんは長野県のどの地域を思い浮かべますか?「上小地域」は、上田市、東御市、小県郡長和町、青木村の2市1町1村からなり、群馬県の西側に接する地域です。「上小」には自然、歴史、文化、おいしい農産物など、さまざまな魅力がありますが、それらを上田合同庁舎の職員の目で見て綴り、皆さんにご紹介してまいります。

じょうしょう気流

「上小(じょうしょう)地域」と聞いて、みなさんは長野県のどの地域を思い浮かべますか?「上小地域」は、上田市、東御市、小県郡長和町、青木村の2市1町1村からなり、群馬県の西側に接する地域です。「上小」には自然、歴史、文化、おいしい農産物など、さまざまな魅力がありますが、それらを上田合同庁舎の職員の目で見て綴り、皆さんにご紹介してまいります。

別所線の魅力 その2 趣きのある駅舎

上小地方事務所のY夫です。

別所線の魅力を紹介するシリーズ。第1回目は、別所線の概要と田園地帯を走る電車をご覧いただきましたが、2回目は、古いけれども趣きのある駅舎をいくつか紹介します。

まずは、「別所温泉駅」。温泉街においでになるお客さんが大勢乗り降りされます。別所線で15ある駅の中で3つある有人駅の一つです。はかま姿の女性の駅長さんがいるところとしても有名(これは別の機会に紹介します)。ベージュとホワイトに塗られた壁の洋館スタイル(前はピンクに塗られていたときもありましたが)。温泉街から坂を下ってこの駅に来ると、最後の階段の上から駅舎全体がよく見えます。この駅の裏手には、丸窓電車が鎮座しています(これは次回で紹介)。

次に、お隣の「八木沢駅」。板張りの壁で、建物の上の部分が一部ホームにせり出している珍しい造りです。先日前を通った時にどこかの撮影隊がロケをしていましたが、ここはロケの良い場所のようで、AKB48のプロモーションビデオで使われたりしているそうです。


次は、またそのお隣の「舞田駅」です。田んぼの中の本当に小さな駅舎です。でもそんな佇まいがいいんでしょうか、古くから映画などの中で使われています。1985年に公開された「男はつらいよ 寅次郎恋愛塾」(樋口可南子がお相手役)の冒頭のシーンで映っていると、ある県議会議員に教えていただきました。そのほか、CMでも使われたそうです。

4つ目は「中塩田駅」です。形も色も別所温泉駅にそっくりの洋館スタイルです。建物の中は別所線の駅の中では比較的広い待合室になっています。昔は有人駅だったので改札や事務室も残っています。この駅の周りは、昔は商店が並んでにぎわっていたところですから、乗降客も多かったのでしょうか(今は多くの商店が閉まっていますが—)。

最後は、「下之郷駅」です。ここは有人の駅で、上田電鉄の本社が隣接しています。昭和38年(1968年)までは、「西丸子線」という、ここと上田市丸子(旧丸子町)の依田川地区を結ぶ路線があり、ここが電車の起点の駅でした。今も当時のプラットフォームが残っています。駅舎の壁は、白地に朱の線が縦に入っていますが、これはすぐ近くの「生島足島神社」の報恩殿の外壁を模したもののようです。下の写真の右が報恩殿ですが色合いはそっくりです。

「別所線の魅力」紹介、次回はいろいろな車両を紹介します。

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