2013.04.07 [ 職員のみつけた情報コーナー食文化 ]
青木村のそば屋(3)
ちょっと寄り道 ”いい仕事!”のそば屋「よし吉」
地域政策課のYです。
青木村のそば屋を紹介するシリーズ。ですが、今回は、ちょっと寄り道して、上田市から国道143号線を青木村に向かっていって、村に入る少し手前の国道沿いにある「よし吉」。
上田市仁古田という地区です。
ここは、本当に「いい仕事」しているそば屋さんです。まず、そば粉がいいです。そば打ち名人が前におっしゃっていましたが、そばの味の7~8割はそば粉で決まるそうです。ここのそば粉は、2種類あって、一つは上田市の塩田で生産されたそば粉を石臼で玄挽きしたもの。殻ごと挽いた粉です。それと、八ヶ岳産のそば粉。これは殻をむいて甘皮を残して石臼で挽いたもの。
この日は、せっかくですから両方食べられる「合いもり」を注文。写真の右側、色の濃い方が塩田産の玄挽き、左が八ヶ岳産です。両方とも、そばの味がしっかりわかり、おいしいです。
「いい仕事」の二つ目。そば打ちがとても丁寧です。出されたそばを見ると、のしのときの「厚み」と切ったときの「幅」がきれいにそろっています。太いのがあったり細いのが混じってたりしたほうが「手打ち」らしくていいなんて言う人もいますが、とんでもない! 茹で加減が違うのでおいしいわけがない。その点、このお店のは本当によくそろっています。すばらしい技術。
それと、そばは細い方ですが、コシがあります。そば粉が9割、つなぎが1割ということですが、最初に粉に水を入れて玉にするまでの工程(水回し)も丁寧にしているということですね。
三つ目は、メニューがよく工夫されています。こだわりのそばやさんて言うと、「ざるそば」系しかありませんとかいう店もあり、それはそれでいいと思うのですが、ここは、「おろし」や「とろろ」、「鶏南蛮」などのほか、豚の角煮が入った温かいつけ汁につけて食べるものや、刻んだ梅をちらしたそばなど、珍しいメニューもあります。
この日は、「地中海風サラダそば」をいただきました。これは、そばつゆにオリーブオイルと黒胡椒を入れて冷たいそばを盛り、ミズナやセロリ、トマトなどの野菜を乗せたもの。オリーブオイルと黒胡椒がよく合います。こういう食べ方は初めてだったですが、今度自分でもやろうと思いました。
ここは、上田市が認定している「地産地消推進の店」です。
地元産の食材にこだわっているお店で、イチオシのお店です。
よし吉
住所:上田市仁古田483
電話:0268-31-3837
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