じょうしょう気流 「上小(じょうしょう)地域」と聞いて、みなさんは長野県のどの地域を思い浮かべますか?「上小地域」は、上田市、東御市、小県郡長和町、青木村の2市1町1村からなり、群馬県の西側に接する地域です。「上小」には自然、歴史、文化、おいしい農産物など、さまざまな魅力がありますが、それらを上田合同庁舎の職員の目で見て綴り、皆さんにご紹介してまいります。

じょうしょう気流

「上小(じょうしょう)地域」と聞いて、みなさんは長野県のどの地域を思い浮かべますか?「上小地域」は、上田市、東御市、小県郡長和町、青木村の2市1町1村からなり、群馬県の西側に接する地域です。「上小」には自然、歴史、文化、おいしい農産物など、さまざまな魅力がありますが、それらを上田合同庁舎の職員の目で見て綴り、皆さんにご紹介してまいります。

保福寺街道その3

保健福祉事務所のNです。
前回は保福寺街道を小泉の先まで歩きました。保福寺街道その2
今回は岡から青木まで歩きます。

千曲バスに乗って白銀(しろがね)というバス停で降ります。北へ向かって浦野川を渡ると左手が岡城址になります。武田氏が信州計略の拠点の一つとした城です。
宗安寺
その先を左折すると岡の集落に入ります。右手に堰が流れ左右に古い家並みが広がって、いきなり江戸時代にタイムスリップしたような感じです。ここにある宗安寺は堂宇が北に並んで、白壁が美しいお寺です。

本町入口の石塔群
しばらく屋並みが途切れますが、次に阿鳥川の東橋脇にある石碑群を見て、鍵の手を折れると浦野宿です。浦野宿は江戸時代に栄えた宿駅です。

宿の本町には高札場の跡があります。本町の出口にもう一つ鍵の手があって横町、新町、上町と続いて、気分はすっかり江戸人です。
高札場跡浦野宿

しばし歩くと、「令制東山道浦野駅(りょうせい とうさんどう うらののうまや)」の推定地に至ります。
浦野駅推定地ここで時代は古代に遡りますが、東山道とは、奈良時代から中世までの畿内と地方を結ぶ七つの大動脈の一つです。また、令制とは、延喜式という平安時代の法律の注釈書に載っているという意味です。杖突峠と越えた古いルートと区別してこう呼びます。見返りの塔で有名な大法寺が少し上にあるので、駅ができたのは大宝年間の頃でしょうか。

ところで東山道に出会ったのはかれこれ四半世紀前になります。当時、上田市の前山にお住まいだった黒坂周平先生にいろいろ教えていただきました。東山道の調査に東北までお供をしたこともあります。(黒坂先生に関連する記事があります。)黒坂先生の著書
昼付の馬頭観音
村松の昼付けという地籍に差しかかると巨大な馬頭観音が現れます。安政3年の建立で3メートルを越えます。古人が馬をいかに大切にしたか、その霊をいかに篤く供養したかがわかりますね。

保福寺街道はここから南西に進み奈良本の集落を抜け、保福寺峠を越えて松本に向かいます。松本藩主も参勤交代でこの道を通ったんですよ。

このブログのトップへ