2013.05.24 [ 職員のみつけた情報コーナー自然・花便り ]
三重塔と藤の花 2013年春
上小地方事務所のY夫です。
新緑も濃くなってきたこの頃、気持ちがいいので、朝早く散歩に出かけてみました。明るくなるのも早くなってきましたねえ。坂を登っていくと行き着いたのは上田市の塩田平にある真言宗のお寺「前山寺」。
門をくぐると目の前に三重塔がそびえています。その下段に藤の花。もう古い木ですが、今年も花を咲かせてくれました。日の出がまだのこの時間、誰もいない境内で一人、藤の花と後ろにそびえる三重塔をじっくりと見ていると、心が落ち着きます。
ここの三重塔は、国の重要文化財です。「未完成の完成塔」と言われ、本来あるはずで、作る予定だった跡もありますが、二階・三階に手すり(勾欄)や窓・扉がないのです。しかし、そういったものがない方がすっきりしていて良いということで、その美しさもあってこのような名前がついています。
前山寺から帰る途中、後ろを振り返ると「独鈷山」に陽が当たってきました。もうすぐ日の出です。独鈷山は、真言宗の開祖弘法大師が密教の仏具である独鈷を埋めたことから名がついたという説もある山。真言宗のお寺からの帰り、陽が当たってきた山にも合掌。
前山寺
住所:上田市前山300
地図:
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