じょうしょう気流 「上小(じょうしょう)地域」と聞いて、みなさんは長野県のどの地域を思い浮かべますか?「上小地域」は、上田市、東御市、小県郡長和町、青木村の2市1町1村からなり、群馬県の西側に接する地域です。「上小」には自然、歴史、文化、おいしい農産物など、さまざまな魅力がありますが、それらを上田合同庁舎の職員の目で見て綴り、皆さんにご紹介してまいります。

じょうしょう気流

「上小(じょうしょう)地域」と聞いて、みなさんは長野県のどの地域を思い浮かべますか?「上小地域」は、上田市、東御市、小県郡長和町、青木村の2市1町1村からなり、群馬県の西側に接する地域です。「上小」には自然、歴史、文化、おいしい農産物など、さまざまな魅力がありますが、それらを上田合同庁舎の職員の目で見て綴り、皆さんにご紹介してまいります。

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真田幸村のふるさとの地を歩き回る その1

地域政策課のYです。

 晴れ渡った秋の日、10月27日に真田幸村ロマンウォークというウォーキングイベントが上田市で行われました。
 ロマンウォークは、今年で12回目。この前日との2日間で、5つのコースが設定されています。上田城跡を中心として市街地を巡るものもありますが、20kmを超えるコースは、26日に上田城跡から塩田平を回って別所温泉まで行くコースと、真田家発祥の地を回るコース。前日は、台風の影響で雨が降る中21kmを歩きましたが、天気も悪くて写真もうまく撮れそうもないし、塩田や別所温泉は、このブログでよく紹介しています

 上田市真田は、真田幸村など、戦国時代に猛将・智将を多く輩出した真田家の発祥の地と言われています。ということで、このウォーキング、真田家に関係する神社仏閣など文化財も多い地で、それらを歩いて回るコースです。
 スタートは、真田自治総合センター。旧真田町役場です。「六文銭太鼓」がお見送り。「六文銭」は、もちろん真田家の家紋。元気に出発です。

 とは言いながら、ずーっと上り坂。スタートから最高地点の真田氏本城跡まで約4kmの間に200mくらい上る。結構な急坂です。がんばって歩いていくと、最初の目標の御屋敷公園に着きます。上田城が真田昌幸(幸村の父)によって築かれるまでの居館があったところ。昌幸の父幸隆が建てたものとか。5月から6月にかけてはツツジが見事です(こちらをどうぞ)。
 公園内には「真田氏歴史館」があって、ウォーキング参加者は無料で入館できるのですが、「拙者、先を急ぎますので」。

 真田地域は、標高600mから900m近くのところに人家が広がっています。この時期、紅葉も始まっていて、それを見ながら上り坂の苦しさを紛らわせます。りんご農園の前には一口大に切った「シナノスイート」が並べられていて、ありがたいですよねえ。

 菅平につながっている旧菅平有料道路から脇道に入っていくと、さらなる急坂。登山に近い。下に町並みが見えます。上りきったところが真田氏本城跡。昌幸が本城にした山城です。今はもちろん施設はありませんが、まわりの眺望がきいて、築城する場所としてよかったんでしょうねえ。

 そこから、ダーっと駆け下りて(急すぎて自然に駆け足になってしまいます)、旧有料道路と、そこからの脇道を、これも下りを行くと、今度はほぼ直線の長い上り坂。600mの間に90mの標高差。下りが長かっただけにつらい。でも、なんとか上ると長国寺(ちょうこくじ)」。チェックポイントです。
 このお寺は、幸隆が建立したのだそうで、幸隆夫妻と昌幸のお墓があります。
 ここには、珍しい石の山門があるんですが、一枚岩を削り取って造ったものとか(くわしくはこちらをどうぞ)。また、春にはしだれ桜が見事です

 長谷寺でハンコを押してもらって、これからは急な上り坂はないそう(スタート時にそう言われたのですが、実はそうではなかったんですねえ、これが)。残りは約14km、距離的にはまだまだ半分もいっていない。がんばったレポートは後半に続きます。

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