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大雨災害の被害はどれくらい・・・?登山道の調査を行いました

環境課&商工観光課です。
最高に暑かった夏も過去のものに、各地からは紅葉の情報が届き始めています。

7月の西日本豪雨に、9月の北海道地震に相次ぐ大型台風・・・今年も日本列島では災害が発生し、自然の圧倒的な力を否応なく実感させられています。
北アルプス地域でも7月上旬の大雨では各地で災害が発生してしまいました。

管内を流れる高瀬川も増水し、上流では湯俣温泉にある「晴嵐荘」に架かる吊り橋が流されてしまい、長大な裏銀座コース(高瀬ダム~上高地)の貴重な下山ルートの一部の通行が危ぶまれる状況になってしまいました。

今回、登山道の被害状況を確認するため高瀬ダムから湯俣温泉とその奥にある国の天然記念物「噴湯丘」までの調査に行ってきました。

高瀬渓谷を進みます。その玄関口の高瀬ダム!

巨大です!国内のダムでは、黒部ダムに次ぐ176mの高さを誇るダムで、構造はロックフィルダムです。
簡単に到着したかのようですが、ここに至る道は東京電力㈱さんの管理道路。一部の許可車輌以外の車両は入れません。
今回、我々は登山道調査ということで、特別に許可を頂き、車で立ち入らせて頂きました。

ダム湖畔の道を10分ほど進んだところに「湯俣温泉登山口」の表示。
(この看板は県登山安全条例の制定を受け、我々が2年前に設置したものです。)
ここからいよいよ登山道。頑張って歩きましょう。

道中、複数の箇所で登山道が崩れていました。大きな樹も倒れていて、大雨による爪痕が残っています。
調査当日はしばらく穏やかな天候が続いた日だったので、高瀬川の水は澄んでいて非常に綺麗でした。
しかし、この流れが時に全く違った表情を見せるのです・・・

歩くこと2時間弱、目的地の「晴嵐荘」対岸に到着。

写真手前側から晴嵐荘に向かって吊り橋がかかっていたのですが、今は土台が残るのみ。
川の流れも大雨の前と変わってしまったとの事。修復は思っていた以上に大変そうです。
現状では水量が少ないときに十分な安全確認の上で渡渉するしかなく、この日もかなりの水量に行く手を阻まれました。
晴嵐荘から麓へ、最短で行き来するためにはこの橋を渡らなければなりません。裏銀座コースを往来する登山者のためにも、一刻も早い修復が望まれます。

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