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Vol103■読まなきゃチョーソン市町村(大鹿村)

大鹿歌舞伎(大鹿村)

江戸時代、都市部で盛んだった「歌舞伎」は旅興業を通じて地方へ広がり、やがて農村や漁村で村人たち自身によって演じられるようになりました。
長野県の南部にある人口1200人ほどの大鹿村では、230年以上前から村人による「大鹿歌舞伎」が行われているんですよ。


娯楽の少ない山深い里で、「大鹿歌舞伎」は村人の暮らしの大事な核として今日まで伝承されてきました。
上演がなかったのは、終戦の年などほんのわずか。現在は、新緑の春と紅葉の秋の年2回の定期公演のほか、全国各地や海外での公演まで行っているんですよ。

幕末から明治にかけて、村内の神社やお堂の境内13ヶ所に芝居専用の舞台があったという記録が残っていますが、現在残っているのは7つ。
定期公演でもっぱら使用されているのは「大磧(たいせき)神社」の舞台と「市場(いちば)神社」の舞台の2つです。いずれも間口六間(約11m)・奥行き四間(約7m)の舞台で、回り舞台があり、上手に太夫座が付設されています。
急峻な山々に囲まれ、決して楽ではなかった暮らしの中で、当時わずか数十戸の集落に、これほどの舞台が造られたのは驚きですよね。

今年の秋の定期公演は、10月17日(日)正午から「市場神社」で開催します!
演目は「一谷嫩軍記(いちのたにふたばぐんき) 熊谷陣屋の段」と「鎌倉三代記(かまくらさんだいき) 三浦別れの段」です。

ところで、歌舞伎を見物する時に欠かせないのが「ろくべん」♪
「ろくべん」って何?…実は「お弁当」のこと。その名の由来は、6段の弁当が多かったから「六弁」だとか、昔、禄高に応じて持ち寄ったから「禄弁」だとかいろんな説がありますが、本当のところは不明です。
食材に「塩いか」と「ちくわ」を使うのが“決まりごと”なんですよ。
大鹿村観光協会で、数量限定で「ろくべん」の予約注文を受けています。ぜひご賞味を。

みなさん、「大鹿歌舞伎」を見に大鹿村へぜひお越しください。お待ちしています。
詳しくはこちら(パソコン用)

大鹿村の観光についてはこちら(パソコン用)
大鹿村
大鹿村観光協会
大鹿村については「週刊信州vol.92とく☆とく信州」もどうぞ(パソコン・携帯兼用)

今回は、大鹿村からプレゼントがあります♪
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