楽園信州

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<VOL.200>I ♥信州(あいラブしんしゅう)

I♥信州(あいラブしんしゅう)
“理想の農業を求めて二人三脚で育てる暮らし”(1)

大阪府から高山村に移住された三浦さんご夫妻

「I♥信州」は、長野県外から信州へ移住された方に、移住のきっかけや信州での暮らしの様子をお伺いし、長野県の魅力をさらに伝えていこうというコーナーです。

第4回目のI♥信州は、今から6年前に大阪府から上高井郡高山村へ移住された、三浦和俊さん・祥子さんご夫妻にお話をお伺いしました。

三浦さんご夫妻は、無農薬・無除草剤・無化学肥料の自然農法や自然栽培にこだわった米作りをされています。


<田舎暮らしのはじまりは一つのプランターから>

大阪府にお住まいだった三浦さんは、社会に出てから12年間、建築関係や不動産の仕事に携わっていました。


三浦さんの田んぼで収穫を待つ稲穂

ご結婚後、奥様の祥子さんが食の安全を求め、インターネットで群馬県や岐阜県などの農家の方から直接野菜やお米を買うようになり、市場で販売されている野菜と食べ比べてみると、その味の違いにビックリ!
キレイな形をしている野菜ではないけれど、野菜の味の濃さがまったく違うことに和俊さんもとても驚いたそうです。

農家の方が育てていた野菜はEM菌で作った「EMボカシ」という有機肥料を使用して育てたもの。
それを知った祥子さんはEM菌で生ごみ処理やボカシ作りを実践したり、インターネットを通じてEM栽培をされている方と情報交換するなど土づくりに興味を持ち始めました。

EM菌:有用微生物群(Effective Microorganisms)の略。
乳酸菌・酵母菌・光合成細菌などの微生物を抽出、培養したもの。
このEM菌で米ぬかや生ごみなどを発酵させて作った肥料が「EMボカシ」です。

同時に和俊さんの気持ちにも変化が・・・
祥子さんの土づくりを手伝ううちに、「なんか意外と土いじり好きかも・・・」と今までとは違う、自分の新たな一面に気づいたのです。

そして自分でも野菜を作ってみたいと、EM菌を扱う会社に勤めていた祥子さんのご友人にアドバイスをもらいながら、自宅でトマトやナスなど野菜のプランター栽培を始め、農業への興味が少しずつ大きくなっていきました。

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