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Vol141■とく☆とく信州 ぼたんこしょう

信州の伝統野菜~ぼたんこしょう(中野市)~

今回は、「信州の伝統野菜」の中から、長野県の北部に位置する中野市の「ぼたんこしょう」をご紹介しましょう。

市の北西部、斑尾(まだらお)山麓の永田西組地区周辺で栽培されている“青とうがらし”で、「ぼたごしょう」とも呼ばれています。


栽培が始まった時期ははっきりしませんが、昭和初期には既に栽培されていた「ぼたんこしょう」。
ピーマンやパプリカのようなベル型をしていて、果実の先端周辺には深い溝があり、その形状が牡丹の花のように見えることから、この名が付いたのだとか。果肉は肉厚で柔らかく、辛さだけでなく甘みがあるのが特徴です。

「ぼたんこしょう」は、標高1000m近い永田西組地区のほか、中野市のすぐお隣、信濃町でも栽培されています。普通のとうがらしと異なり冷涼な気候を好むため、標高の低いところでは、辛くならない、大きくならない等、うまく栽培できないんだそうですよ。

今、地元では、昔から栽培してきたこの「ぼたんこしょう」をこれからも大切に守っていこうという取り組みが行われています。平成20年3月には、地元農家有志による「斑尾ぼたんこしょう保存会」が発足。行政とも協力して、品質の向上や生産の安定化に向けた活動を行っています。

ミョウガ、なす、味噌漬けなどを細かく刻んで和えた北信濃の郷土料理「やたら」や、味噌と砂糖で味付けした「こしょう味噌」にして食べるのが特にオススメですが、煮物・焼き物・漬物・天ぷら等、幅広い料理に利用できます。
一度食べたら、ほどよい辛さが癖になりそう…♪

☆「やたら」についてはこちらをどうぞ。
週刊信州Vol.98特集(パソコン・携帯兼用)

収穫時期の8月から10月頃、道の駅「ふるさと豊田」併設の「ふる里豊田農産物直売所」などで購入することが出来ますので、皆さんもぜひ一度ご賞味ください!

☆「ぼたんこしょう」について詳しくはこちら(パソコン用)
中野市役所HP
斑尾ぼたんこしょう保存会HP

「信州の伝統野菜」について詳しくはこちら
長野県園芸畜産課HP(パソコン用)

【お問合せ先】
長野県農政部園芸畜産課
TEL 026-235-7228
E-mail enchiku@pref.nagano.lg.jp

☆関連ブログ紹介「ぼたんこしょう」
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