真冬の大氷柱 北相木村の三滝に行ってきました
2018.02.15 「旬」の宅配便~佐久っと通信~
南信州は、広い長野県の南端に位置しています。やわらかい方言が使われ、人も土地柄も温かく穏やかな当地域には、 各所に温泉があり、賑やかなお祭りもたくさんあります。 この地域ならではの魅力を職員がお伝えしていきますので、 南信州にどうぞおいでなんしょ!
2017.12.08 [南信州の食・味・お土産]
農業改良普及センターです。
早速ですが玉ねぎの旬はいつでしょうか??
作ったことのある方は、当然ご存知のことと思いますが、
本州~九州では秋植えで冬越しして6~7月頃、北海道では春植えで9~10月頃収穫します。
つまり冬~春に、出回っているものは基本的に貯蔵ものです。。
しかし、特殊な栽培をすることで、正に今頃、収穫をすることができるんです!
それが「セット球栽培」という方法です。
南信州では、飯田市農業振興センターが中心となり、新たな振興作物を探索すべく「新品目研究会」を設立、
その中で、この玉ねぎのセット球栽培に取り組んでいます。
3月頃に播種をし、「セット球」と呼ばれる3cmほどの小さい玉ねぎを5月頃収穫します。
このセット球を日陰で貯蔵し、8月末に再度植え付ける、手間のかかる栽培です。
このことにより、11月~12月に新たまを収穫することができるのです。
普及センターも3年前の取り組み当初から、技術的な支援を続けていますが、
高度な技術が必要な上に、いろいろなポイントがあり、当初は失敗もありました。
しかし3年間の積み重ねがあり、栽培もかなり安定してきました。
11月某日の畑の姿、どうでしょうか!?
一般的に貯蔵用には、「水分が少ない、固い」などの長く貯蔵できる品種が使われています。
しかしこのセット球栽培で栽培する品種は「みずみずしい、辛みが少ない」などの特徴を持っており、オニオンサラダに最適!
この時期に一般的な貯蔵ものとは一味違う、フレッシュな玉ねぎを味わうことができます。
またクリスマスや忘新年会など、人が集まる機会が多い時期で、前菜としてサラダはよく用いられるため、
このような特徴の玉ねぎは、引き合いが多いと考えられます。
普通の玉ねぎとは違う、この時期としては珍しい新玉ねぎとして、高付加価値販売を狙えるため、
新たな作物として、管内に紹介していく予定です。
地元の直売所にも並ぶ予定ですので、ぜひ試してみてくださいね。