南信州お散歩日和 南信州は、広い長野県の南端に位置しています。やわらかい方言が使われ、人も土地柄も温かく穏やかな当地域には、 各所に温泉があり、賑やかなお祭りもたくさんあります。 この地域ならではの魅力を職員がお伝えしていきますので、 南信州にどうぞおいでなんしょ!【写真:阿南町平石農場のひまわり】

南信州お散歩日和

南信州は、広い長野県の南端に位置しています。やわらかい方言が使われ、人も土地柄も温かく穏やかな当地域には、 各所に温泉があり、賑やかなお祭りもたくさんあります。 この地域ならではの魅力を職員がお伝えしていきますので、 南信州にどうぞおいでなんしょ!【写真:阿南町平石農場のひまわり】

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日本最大規模のラーメン橋!木橋の現地調査研修に行ってきました

はじめまして!林務課の新人②のMです。よろしくお願いします。

 

先日、木橋の木材健全度を評価するための現地調査研修が木曽町で行われました。

この調査は、木曽町が有識者である金沢工業大学 環境土木学科 本田秀行教授に調査をお願いしたことから、研修の機会を得たものです。

 

南信州地域振興局職員も、南信州を飛び出して見学に行って参りました。

木橋について大変勉強になったため、当日の様子をぜひご紹介させていただきたいと思います。

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今回の調査対象は、木曽町にある木曽ダム近くの「みどり橋」です。

旧林道台ヶ峰線に作られた木橋で、20年前に架橋されました。

集成木材橋梁では、日本で最大規模を誇るπラーメン橋です。

(”ラーメン”というのは橋梁形式のひとつで、ドイツ語で「骨組み」を意味する”Rahmen”からきています。)

道路に架かる橋というと、鋼鉄やコンクリートのものを想像する方が多いかと思いますが、実は木製もちらほらあるのですね。

みどり橋は舗装された車道と、手すり付きの歩道が分かれたつくりになっています。

路上からではわかりにくいですが、この舗装の下も木材です!

 

調査は本田教授らによって行われ、

私たちは教授にお話を伺いながら調査の様子を見学させていただきました。

 

本田教授にはみどり橋完成直後にも調査をしていただいており、

架橋後20年となる今年の調査から得られるデータは現在の状態だけではなく、

完成直後からどのようにみどり橋の性能が変化しているのかを

把握するための大変重要な情報となります。

 

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橋の下にも降りていきます。

 

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下から見たみどり橋です。

上(路上)からよりも木材の様子や構造がよく見えてかっこいいですね…。

所々に経年による変化は感じられるものの、主構造はしっかりとしていました。

 

さて、木橋で重要なのは、主要な部分がしっかり安全な状態であるかどうか ですが、

みどり橋にも主構造を守るためさまざまな水対策が行なわれているそうです。

 

わかりやすいのは、こんな部分↓

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木材の断面の中でも腐朽しやすい「木口(こぐち)面」(丸太の断面にあたる部分です)には、

直接水が触れないように金属などで覆いがしてあります。

このほかにも様々な対策が施され、木橋を腐朽や劣化から守っているそうです。

 

(この木口を守る工夫は、木橋以外の木造建築でも見られます。

金属だけでなく、塗料が塗ってあったり、小さい雨よけがついていたりと

種類がありますので、ちょっと注目してみると楽しいかもしれません。

 

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測定をする金沢工業大学の皆さん。

調査のお邪魔にならないよう、そっと見学します…。

 

今回は橋に故意に振動を与え、揺れの程度を計測する調査や、

超音波による木材の内部腐朽調査などを見学させていただきました。

 

詳しい結果がわかるのはデータを解析にかけてからですが、

新人の私には調査だけでも初めて見るものばかり…

大変勉強になりました。

 

研修の参加者は県の職員が多かったですが、

木橋を管理している市町村の職員の方が参加されても

参考にしていただける部分が多かったのではと感じました。

また機会があれば、お知らせしていきたいと思います。

 

 

本田教授、調査にいらしていた金沢工業大学の皆様、

そして見学の機会を与えてくださった方々

ありがとうございました。

 

皆さんも、近くにある橋の構造などをチラッと見てみてください。

思いがけない発見があるかもしれません!

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