はじめまして、上伊那農業改良普及センターのＭです。

新しく農業を職業として始めた方を「新規就農者」と私たちは呼んでいます。
新規就農のスタイルは多様化しています。
自分がどんな風に生きていきたいか！ということでしょうか。
「農業」と一口に言っても、ただ農作物を育てるだけではありません。

今日は中川村で農業をしながら、カフェを始めた伊藤聖史さん、奈都子さん夫妻を紹介します。

このように半分農業をしながら、半分他のことを生業とすることを、半農半Ｘと呼び、新規就農様式の一つと言えます。

２年前に閉店したＡコープみさと店を改装し、”base　camp　COFFEE”をopenしました。
中川村美里地区は、かつて伊藤さんの祖父母が暮らしていたところです。
その字が表すとおり、山間地の洞ごとに小さな棚田の並ぶ”美しい里”です。

カフェのすぐ上の元棚田で育てている野菜で、日替わりカレーを提供しています。
水～土曜日は主にカフェを営み、月・火曜日は主に農業を営みます。

「人とのつながり」を大切にしたいとの伊藤さんの思いがいっぱい詰まったカフェ、店内には仲間の作品や加工品が並び、心を癒してくれます。
地域の方々と共に、大切に育つ憩いの場となることと思います。