(左足を上げて休むオオタカ)
本当は「旅立ち」の瞬間を見たかったので
全員その場で待っていたのですが、
いくら待ってもオオタカが飛び立たないので
あきらめて林さんはその場を後にしました。
しかし林さんがいなくなると、
しばらくしてオオタカは
飛び降りるような形で枝から離れ、
森の中に入ってゆきました。
結局オオタカは
アカマツの上に1時間もいたのです。
そのときは気が付かなかったのですが、
今振り返るとオオタカは
林さんと別れ難かったのかもしれないと思います。
世話をしてくれている間
林さんの愛情は感じていたでしょうが、
それでも「このまま囚われの身となるのだろうか」
という一抹の不安があったでしょう。
しかし放鳥されたとき、
「この人たちは、本当に自分を助けてくれたんだ」
ということを理解したのではないでしょうか。
最初に拾われたときから
最後に放鳥されたときまでのことが、
走馬灯のように蘇ったかもしれません。
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