2025.07.09 [ 移住・定住南信州のひと・つながり ]
大鹿村の定住をデザインする!中村周子さんの挑戦
皆さん、こんにちは!リニア活用・企画振興課のほうじ茶です。
今回は、長野県の南部に位置する自然豊かな大鹿村で、村の未来を担うユニークな存在、定住環境プランナーとして活躍されている中村周子さんをご紹介します。
首都圏から大鹿村へ!衝撃の出会い
中村さんは千葉県のご出身で、大学卒業後は首都圏で高校の教員としてご活躍されていました。そんな中村さんの人生が大きく動いたのは、2018年のこと。南信州で開催された移住合同説明会で、偶然にも大鹿村の話を聞き、大きな衝撃を受けたそうです。
後日大鹿村を訪れ、その日のうちに夫婦で地域おこし協力隊への応募を決意!そして見事採用され、大鹿村での新たな生活がスタートしました。行動力、素晴らしいですよね!
地域おこし協力隊としての3年間:村の魅力を「発見」し「形」にする
地域おこし協力隊として中村さんが掲げた目標は、「まずは地域を発見すること。」他の隊員の方々と共に村内をくまなく歩き回り、その成果として大鹿村ガイドマップを作成されました。これは、村の魅力を再発見し、外部に発信する上で貴重なツールになったことでしょう。
さらに、道の駅「歌舞伎の里大鹿」にあるユニークなポスト、『大鹿カブシャンポスト』をご存知でしょうか?このポストに手紙を投函すると、何種類かの歌舞伎のセリフが流れるという、なんとも楽しい仕掛けが施されています。実はこれ、中村さんがデザインされたものなんです!遊び心と地域の特色を融合させるアイデア、さすがですよね。
「定住環境プランナー」としての新たな挑戦:暮らしをデザインする仕事
地域おこし協力隊としての3年間の任期を終えた後、中村さんは大鹿村役場に採用され、「定住環境プランナー」として新たなスタートを切りました。この「定住環境プランナー」という名称には、大鹿村に定住する人を増やすための環境を整えるという中村さんの強い想いが込められています。
特に中村さんが力を入れているのが、移住における大きな課題である「家」と「仕事」の解決です。具体的な活動としては、
空き家にしない考え方をまとめた冊子を村内に全戸配布:村全体で空き家問題に向き合う意識を高める取り組みです。
移住者も村内在住者も使える仕事の掲示板をホームページに掲載:村内で仕事を探す人々の選択肢を広げ、雇用機会の創出にも貢献しています。
そして、中村さんの取り組みの中でも特に心強いのが、移住者に渡している「移住の教科書」です。ごみの捨て方や大鹿村での暮らし方など、新生活を送る上で役立つ情報がギュッと詰まっており、まさに移住者の心強い味方となっています。
中村さんの活動は、単に人を呼び込むだけでなく、大鹿村に住む人々がより豊かに暮らせるための環境を、まるでパズルのピースを一つずつ埋めていくように、丁寧にデザインしていく仕事だと感じました。
これからも中村さんの活動から目が離せません!大鹿村の移住に興味を持った方は、お気軽にお問い合わせください。(http://www.vill.ooshika.nagano.jp/category/immigration/)
中村さんの今後のご活躍に、引き続きご期待ください!
さいごに
皆さん、この場所はどこでしょう?
ここは大鹿村の大西公園です!!桜が有名な公園で、春には「大鹿さくら祭り」が盛大に開催されます。背中を向けているのは大西観音菩薩様です。近くで見ると結構大きいですよ!
正面から観音様を見たい方は、ぜひ大鹿村の大西公園にお越しください♪その他にも珍しいスポットが目白押しです!
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