2022.12.07 [ その他 ]
南信州農ある暮らし入門研修~第3回~
こんにちは!農業農村支援センターのTです。
日が暮れるのが早くなり、段々と寒さが増してきましたが、農業農村支援センターでは11月25日(金)に“第3回南信州農ある暮らし入門研修”を実施しました。
これまでの2回はあいにくの雨でしたが、3回目にしてやっと青空の下で気持ちよく研修を行うことができました
まずは、ほ場で秋野菜の収穫を行いました。前回の研修で植えた白菜、キャベツ、レタスなど様々な野菜を収穫することができました。
野菜を自分で収穫することが初めてという研修生の方も、コツを聞きながら楽しそうに収穫を進めていました。『こんなに食べきれるかな』という心配の声がでるくらい、たくさん収穫できました
収穫以外にも、実際にほ場を見ることで学べることがありました。
今回、ほうれん草をまいた箇所で、一部が下の写真のように生長しませんでした。生長しなかった原因は一つではないと思いますが、主な理由は『石灰が足りなかったこと』です。ほうれん草の大敵は酸性土壌のため、土づくりとして石灰を散布しますが、今回はその石灰が足りなかったためうまく生長しなかったようです。
育て方の本に載っている情報ですが、現場を見ることで改めて理解できることがあるなと感じます。研修生の方も、講師の先生の説明を聞きながら『なるほど』『うちでは、○○になるんだけどどうしたらいいの?』などと、話が盛り上がりました。
最後に、長野県農ある暮らし相談センターの農業アドバイザーである山村まゆさんに、『 “農ある暮らし”~私らしく生きる~』という題で、これまでの山村さんが経験して感じた「農ある暮らし」の魅力について、話していただきました。
60haの農地を持つスイスの野菜農家へファームステイをした時の話や、現在の長野での自給的な暮らしについてなど多岐に渡る話を伺うことができました
「自分で食べるものを自分で作る」ということは、大変な部分もありますがそれ以上に充実感を得ることのできることだと感じます。
今回の第3回研修をもって、南信州農ある暮らし入門研修は終了しました。
研修生の方からは、
「初めて知ることばかりだったが、いい経験になった。家でも何か始めてみたい。」
「3回の研修以外でもほ場を見に来て、野菜の生長をみるのも楽しかった。」
「現場で聞いたりやってみたりすることで、家庭菜園で抱いていた疑問を解消することができてよかった。」
といった感想を聞くことができました。
この研修が「農ある暮らし」を始めるきっかけになれば嬉しく思います
~~今年度の研修の様子はこちらからご覧ください。~~
【この記事に関するお問い合わせ:南信州地域振興局 南信州農業農村支援センター農村振興係 TEL:0265-53-0413】
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