2022.11.02 [ その他 ]
「お試しノウフク」を実施しました!
こんにちは。南信州農業農村支援センターのTです。
長野県は、慢性的な人手不足に悩む農業者と、工賃アップが課題の障がい者福祉サービス事業所をマッチングする『農福連携』の取組を進めています。
取組の一環として、南信州農業農村支援センターでは令和4年10月26日に、農福連携の実績がない農業者が農福連携を体験する「お試しノウフク」を実施しました!
今回は、市田柿の加工・販売を行っている「天竜産業」と就労継続支援B型事業所の「飯田中央ワーキング」を、長野県セルプセンター協議会を通じてマッチングし、飯田中央ワーキングの利用者2名と職員3名が市田柿の収穫作業を行いました。
天竜産業の原社長から、ヘタの真ん中が黄色いものは収穫適期であるなど収穫のコツを教わりながら作業を順調に進めていました。22ケース分の収穫を目標にしていましたが、最終的には25ケース分の柿を収穫することができました。
天竜産業では約3haの柿畑を管理しており、収穫時期には農家から持ち込まれる柿の加工作業も重なるため、例年人手不足が課題となっていました。今回のお試しノウフクを通して、原社長は「人が集まらず困っていたため、助かった。柿の収穫作業は11月半ばまで続くため、今回だけでなく今後も利用していきたい」と話していました。
また、飯田中央ワーキングの責任者である大間さんは、「屋外での作業は、利用者の方にとってリフレッシュ効果があり、自信にも繋がる。農福連携の取組は双方にメリットがあると感じた」と話しており、農業者と福祉事業所のどちらにとっても今後につながる結果となり嬉しく思います
職員の方が作業のポイントを利用者の方に伝えながら一緒に作業するため、農福連携のハードルは高くないということを多くの農業者の方に知っていただき、今回のような取組が一層広まってほしいです!
【この記事に関するお問い合わせ:南信州地域振興局 南信州農業農村支援センター農村振興係 TEL:0265-53-0413】
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