2019.12.23 [ その他 ]
親子環境体験学習会2019・冬を開催しました!
皆さんこんにちは、豊かな環境づくり飯伊地域会議事務局(環境課)のSです。
突然ですが、皆さんは、この南信州地域で1人1日あたりどのくらいのごみを出しているかご存知ですか?
平成29年度は、全県で817グラムだったのに対し、当地域は、なんと!それを大きく下回る647グラムでした\(^o^)/
ごみの少なさが4年連続日本一を誇る長野県。その中でも南信州は特にごみが少ない地域なんですね。
さて、そんな南信州地域の皆さんに引き続きごみ減量への意識を高く持ってもらおうと、12月8日(日)に「親子環境体験学習会2019・冬」を開催しました!
親子12組、総勢36名が参加。皆で牛乳パックをリサイクルしたランプシェード作りと、パック容器を活用したケーキ作りを体験しました。
「早速工作を開始!」といきたいところですが、まずはごみを減らす方法やリサイクルの大切さについてお勉強タイムです。
せっかくなので、その時の内容の一部をクイズ形式で紹介します。
Q1 ごみを減らすための方法3R。環境にやさしい順番に挙げるとどうなる?
Q2 1Lの紙パック1枚をリサイクルするとCO2をどれだけ削減できる?
Q3 日本の紙パックのリサイクル率はどれくらい?
答えは最後に。
次は、お待ちかねのランプシェード作りですどうやって作るのかみていきましょう!
まずは牛乳パックの表面をはがして、中の白い部分を取り出します。それをミキサーにかけて白い団子状にしたものがこちら↓
これを水に溶かし、紙を漉いていきます。型を素早く入れて、ゆっくりと持ち上げるのがコツなのだとか。皆さん、納得のいくまで何度も挑戦していました。中にはあえて穴の開いた紙をつくる子もいましたよΣ(・□・;)
その後はひたすら乾燥です。掃除機で水を吸った後、アイロンを1,2分かけ、最後にホットプレートで乾燥させます。漉いたばかりの紙はかなりの水分を含んでいるので、1枚乾かすのもなかなか大変です。
紙が乾燥するまでの間はケーキ作りです。
牛乳パックの両側面に鉄板を取り付けてワニ口クリップで挟み、電気を流して焼いていきます。
パック容器に生地を入れてから待つこと15~20分。見事に生地が膨らみました!
ホイップクリームや果物でデコレーションしたら、ケーキの完成です。牛乳パックに感謝しながらいただきました。
さて、そうこうしているうちに手漉き紙が完成しましたよ
この後は、押し花やシールで飾り付けをしていきます。オリジナルの作品にしようと、子供たちは熱中して作業していました。
飾り付けができたら、LEDランプの台に取り付けます。電気を消してみんなの作品を灯してみると……
柔らかな光がとてもきれいでした。たまには家の電気を消してランプを灯すのも、気分転換になって良さそうです。
さて、クイズの答えを発表します!
Q1 ごみを減らすための方法3R。環境にやさしい順番に挙げるとどうなる?
→1リデュース、2リユース、3リサイクル。
全てごみを減らすための大切な方法ですが、1番環境にやさしいのは、ごみとなってしまうものを減らす「リデュース」なんです。普段の食事で残さず食べきるのも、「リデュース」の取り組みになりますよ。
Q2 1Lの紙パック1枚をリサイクルするとCO2をどれだけ削減できる?
→エアコンを約1時間運転したときのCO2排出量と同じだけ削減できます。数値にすると23.4グラムだそうです。
CO2削減は地球温暖化の防止につながります。環境を守るため、積極的にリサイクルしていきたいですね。
Q3 日本の紙パックのリサイクル率はどれくらい?
→約35%(全国牛乳容器環境協議会HP)
牛乳パックは意外とリサイクルされていないんです牛乳パックは上質なパルプからできているので、ただ捨ててしまってはもったいない!!トイレットペーパーやティッシュペーパーに生まれ変われるよう、市町村の資源ごみ回収やスーパーの回収BOXなどへ持って行ってリサイクルしましょう。
今回の学習会では、「楽しかった」「牛乳パックへの見方が変わった」「勉強になった」といった感想が寄せられました。楽しみながら環境問題への意識を高めてもらえたようです。
豊かな環境づくり飯伊地域会議では、楽しく環境について学べる環境体験学習会を今後も開催予定です。お楽しみに!
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