南信州お散歩日和

南信州は、広い長野県の南端に位置しています。やわらかい方言が使われ、人も土地柄も温かく穏やかな当地域には、 各所に温泉があり、賑やかなお祭りもたくさんあります。 この地域ならではの魅力を職員がお伝えしていきますので、 南信州にどうぞおいでなんしょ!

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~知的欲求を満たす旅~南アルプス中央構造線を巡るモニターツアーを開催しました!!

こんにちは、商工観光課Kです。

皆さんは中央構造線って知ってますか?

中央構造線とは九州から関東へ縦断する大断層であり、”恐竜時代に生まれた大断層”と言われるとおり、その成り立ちはかなり古いものです。

その長い歴史を、南信州地域内でも観察することができ、今回はこの”恐竜時代に生まれた大断層”である南アルプス中央構造線を巡るモニターツアーを開催しました。

地球の壮大な歴史を体感するこのツアーに参加してくださったのは、中京圏の総勢21名の皆さん!11月5日(火)と6日(水)の1泊2日で知的欲求を満たす学びの旅を楽しんでもらいました!!

ツアーでは、飯田市美術博物館客員研究員の坂本正夫先生、同館の村松武学芸員、中央構造線博物館の宮崎裕子学芸員から各地点で丁寧な解説をしていただきました。

 

ツアー行程は以下のとおり↓

「地質?地層?なんか難しそう。」なんて思われる方も多いと思います。僕も同じです。

まずは入門編として、飯田市の天竜川総合学習館かわらんべの河川敷にて、村松学芸員より石と地球の物語と題して解説をしていただきました。

河川敷には花崗岩、片麻岩、泥岩、マイクロナイト、緑色岩、フローチャートが並べられ1つ1つ解説をいただきました。こんなにたくさん種類があるのに、この河川敷にはもっと多くの石が流れてくるそうです。

地球の大地ができたのがおよそ1億年前、日本海ができたのがおよそ1500万年前、中央アルプスや南アルプスができたのがおよそ100万年前。地球の歴史って本当に壮大です。

 

続いて訪れたのは大鹿村の中央構造線博物館!

中央構造線のほぼ真上に建っていて、中央構造線と大鹿村の岩石標本の展示を中心とした博物館です。

知的欲求を満たすために解説をしていただいたのは、坂本先生、宮崎学芸員です。糸魚川静岡構造線とフォッサマグナは別物なんだそうで、先生方のお話に参加者はみんな夢中。

お話を聞きながらメモを取り、次から次へと先生方へ質問を投げかけます。

 

博物館を後にし、次は実際に露頭の見学へ。こちらも大鹿村にある安康露頭へ向かいました。

露頭とは野外において地層や岩石が露出している場所のことを言います。ここ安康露頭は国の天然記念物にも指定されています。

現地に到着すると目の前には右と左で色の異なった大きな露頭が。寒い一日でしたが、目の前の絶景にそんなことは気にならなくなりました!

この露頭は南アルプスが隆起していった結果、現れてきたものだそうです。ちなみにこの南アルプスは1年に4ミリも隆起しているそうです。

 

 

ちなみに今回のツアーでは、中央構造線だけでなく、大鹿歌舞伎の春の定期公演の舞台、大磧神社にて役者になるまでの様子を見学させていただきました!!

実際に演目の一部も見せていただきました!

 

皆さんも、少しは”恐竜時代に生まれた大断層”に興味を持っていただけましたか?

ツアー参加者の方からは
「地球の壮大な歴史はなんとなく分かってはいたけど、目の前で見たりお話を聞いたりすると改めてその歴史の積み重ねを感じるね。自分の人生はこの歴史に比べたらちっちゃいできごとで、悩みなんかも吹っ飛んじゃうよね!」
なんて言葉をいただきました。
この中央構造線は、地球の壮大な歴史を体感できることはもちろん、その人の人生観を変えるような魅力を秘めているかもしれませんね。

ここ南信州には温泉や紅葉、民俗芸能など多くの魅力があります。その中の一つに”中央構造線”を加えて、秋の南信州を楽しんでみてはいかがですか?

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