2018.09.19 [ その他南信州の食・味・お土産南信州の観光・自然・花 ]
南信州の今月の花「観賞用トウガラシ」
南信州の今月の花「観賞用トウガラシ」
南信州農業改良普及センターのHです。
トウガラシは花なのでしょうか?と疑問に思われる方も多いかも知れませんが、花言葉もあり、誕生花としても決められていて、「花」として認知されているのですね。
南信州地域では、43戸の農家が栽培しており、約20万本の観賞用トウガラシが関東・中京・関西方面に出荷されます。
(林さんのコニカルブラックのほ場です)
(親指の先くらいの大きさの実をつけます)
今回は、飯田市の林さんのお宅にお邪魔しました。農家では、収穫した枝から葉を取って、枝と実だけにして出荷します。
(一枚一枚葉を摘むのは、根気のいる作業です)
(束にして水揚げをします。こうしてみると花らしく見えます)
今年は暑さの影響か、例年より早く出荷ピークを迎えています。高温により例年より早く色づきが始り、干ばつの影響で草丈が短いそうです。
(こんな風に、丁寧に箱に詰められ出荷します)
南信州地域では、黒く色づく品種と赤やオレンジ色に色づく品種、丸くなる品種と食用のトウガラシのように細長くなる品種を栽培しています。種子は外国から買っていましたが、その種子が今年から輸入できなくなったため、栽培したものから種を採る自家採取を始めています。
一昨年、花育事業で、小学校でのフラワーアレンジメント教室で観賞用トウガラシも使われましたが、子供たちは主役の花よりも、この観賞用トウガラシを気に入って使う児童も多くいました。
(ほ場で、こんな感じに栽培されます)
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