2014.11.14 [ 南信州の観光・自然・花 ]
魅力満載のローカル線!飯田線(11)驚天動地の信州最強・秘境駅「田本」その2
と、いきなり田本駅の説明が始まりました。
もしやと思い、聞いてみると・・地元の方でした!
「他に地元の方で、この駅を利用している人っているんですか?」と聞くと
「昔は10人位いたんだけど、今は私ぐらいだと思う。だからテレビの取材とかあると、私が紹介されるんですよ。他に使っている人がいないから」と。
偶然にも、この駅を利用する唯一の地元の人にお会いすることができました!
電車が来るまでしばらく時間があったので、いろいろお話を聞くことができました。
昔は駅周辺に住宅や商店があり、竜田橋近くには旅館もあったそうです。
しかし時代の流れの中で、人がだんだん居なくなり、建物は無くなり、新しい道が出来ると駅近くの旧道も無くなり、こんな秘境駅になったそうです。
近くの集落に住む人たちも、車やバイクを使うようになり、この駅を利用する人はいなくなったそうです。
このおばさまの自宅は、これまで紹介した道のある駅南側(豊橋方面)ではなく、駅の北側(飯田方面)にあるそうです。
そのため、この駅に来るには、道なき道を通ってこられるとか。
しばらくお話をしていると、下り電車がやってきました。
二人で電車に乗り込みました。
そして、私は次の「門島駅」で降りましたが、おばさまはそのまま電車に乗って天竜峡方面へ行かれました。
門島駅で電車が発車すると、おばさまが車内から手を振ってくれました。
とても上品で、ステキなおばさまでした。
いつまでもお元気で!
これからも田本駅を訪れる全国の鉄道ファンに、田本駅の歴史を伝えていってください!
さて、2回に分けて紹介した田本駅ですが、ランキングどおりとんでもない秘境駅でした。
秘境駅も最初から秘境にあったわけではなく、時代の流れとともに、いろいろな理由により周りに何も無くなった駅です。
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