2025.06.10 [ 南信州の観光・自然・花 ]
南アルプス三伏峠の防鹿柵設置作業に行ってきました!!
農地整備課のGGYです。
6/7、南アルプス三伏峠へ防鹿柵設置作業に行ってきました。
本活動は、南アルプスみらい財団及び南アルプス高山植物保護ボランティアネットワーク(協力:大鹿村)により実施しており、今回の参加者は、環境省の方やボランティアの方々で総勢12名でした。
この活動は、静岡県と長野県の県境にあたる南アルプスで行われており、静岡県からの呼びかけに応じて長野県側からも毎年参加しています。
今回の作業箇所は日本で一番高い峠と言われている三伏峠(さんぷくとうげ)(標高2,607m)です。
この峠は南アルプス塩見岳の大鹿村側の登山口から3時間ほど登ったところにあります。今回の作業は、高山植物を守るための季節型防鹿ネットを設置する作業と雪で折れ曲がった常設型の鋼製柵の撤去及び鋼製柵の修繕。
※季節型防鹿ネットは芽吹きの前に設置して積雪期前に撤去しています。
朝5:20に夕立神パノラマ公園に立ち寄ると、中央アルプスや北アルプスがくっきりと見えました。
【夕立神パノラマ公園からの中央アルプス】
【中央奥は槍ヶ岳】
夕立神パノラマ公園から少し先のカーブからは、赤石岳の雄姿がヤマツツジ越しに見えました。
6時に鳥倉林道終点に集まった参加者は、それぞれのペースで三伏峠を目指しました。
登る途中では、登山道を塞いでいた倒木を除去。
8:30に三伏峠に到着
この日は晴れていて、塩見岳(標高3,052m)がよく見えました。
作業は9:50~開始。まずは、季節型の防鹿ネットを張る作業です。
【作業前】
続けて、常設型の鋼製柵の一部撤去及び鋼製柵の修繕を行いました。常設型鋼製柵の一部は雪により折れ曲がり、登山道を侵していた箇所は、登山者の安全を確保するため、撤去しました。
【写真右側の斜めになった支柱を撤去】
【支柱を抜いている状況】
【折れ曲がった支柱及び金網の撤去後】
【垂れ下がった鋼製柵にニホンジカが入らないよう一時的にネットで処置】
【ミネザクラ】
作業後、鋼製柵の中の植生を調査したところ、ミヤマクロユリが蕾を付けているのを確認できました。
7月の植生調査で開花した姿に会うのが楽しみです
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