南信州お散歩日和

南信州は、広い長野県の南端に位置しています。やわらかい方言が使われ、人も土地柄も温かく穏やかな当地域には、 各所に温泉があり、賑やかなお祭りもたくさんあります。 この地域ならではの魅力を職員がお伝えしていきますので、 南信州にどうぞおいでなんしょ!

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南信州”登山”日和Vol9~南アルプス聖岳・茶臼岳の植生復元ボランティア活動~

農地整備課の中年Yです。

9/19(土)~9/21(月)の三日間、静岡県と南アルプス高山植物保護ボランティアネットワークが主催する植生復元活動に参加してきました。

(※ニホンジカの食害を防ぐ柵を修繕する作業など)

この活動は、静岡県と長野県の県境にあたる南アルプスで行われており、静岡県からの呼びかけに

応じて長野県側からも毎年参加しています。新型コロナウイルスの影響で活動規模を縮小し、

今回は6名(うち長野県からは私1名)で実施しました。

今回の作業箇所は聖岳(標高3,013m)茶臼岳(標高2,604m)です。

聖岳と茶臼岳へは、これまで飯田市上村下栗の里から奥へ入った芝沢ゲートから入山していまし

たが、今年は7月豪雨により芝沢~易老渡の崩落が著しいため、長野県側は徒歩通行禁止(下記

URL参照)となっているため、静岡県側の沼平登山口(畑薙第一ダムの近く)から入山しました。

http://tohyamago.com/category/road_information/

【静岡県側の沼平登山口:畑薙第一ダムのすぐ先にあります】

今年は新型コロナウイルス感染症対策のため、茶臼小屋及び聖平小屋の営業はなく、冬期小屋の

利用は可能ですが、三密を避けるため、各自テント持参で登りました。

初日(9/19(土))、沼平を出発して40分ほど平坦な道を進むと、大井川にかかる畑薙大吊橋

です。

この橋を渡ってから約6時間、茶臼小屋に到着です。

まずはテントを張って、ねぐらを用意しました。

【写真中央に黒い棒があるのがネット柵、左下の赤いテントが中年Yのねぐら】

お花畑を傷めないよう、登山靴から地下足袋等の底の薄い靴に履き替えて作業開始です。

茶臼岳では防鹿ネットの撤去作業を行いました。防鹿ネットは毎年、高山植物が芽吹く前に設置し、

降雪前のこの時期に撤去を行っています。

下の写真は撤去前の状況です。(中央奥にはうっすらと富士山が見えます。)

ネットを外し、樹脂製の支柱も抜いていきます。

撤去後の状況です(下の写真)。

翌朝(9/20(日))、小雨が降る中、東の空が赤らみ、幻想的な御来光を拝むことができました!

雨に濡れたテントをたたみ、風雨の中、聖平小屋(標高約2400m)に移動しました。

雨が上がった午後から、2班に分かれて、一方は奥聖岳のお花畑へ、もう一方は薊畑(あざみ

ばた)のお花畑へ移動し、作業を行いました。

私を含め2名は奥聖岳のお花畑へ登山客が侵入しないように設置したロープ柵の杭を打ちなおし

ました。

この作業は冬期の凍み上がりで浮いた杭(場所によっては10㎝以上浮いています)を打ち込む

作業です。

もう一方の班は、薊畑で鋼製防鹿柵の鉄網が雪の重さで下がり、シカが侵入しやすくなった箇所

ロープを支柱の頭に通す作業です。

例年であれば支柱を立て直したり、支柱の補強を行ってきましたが、今年は7月の作業が豪雨で

延期となった上、コロナ対策で作業員の数を絞った関係で簡易的な補修にとどまりました。

【薊畑お花畑の補修前(ロープ設置前)】

 

【薊畑お花畑の補修後(ロープ設置後)】

登山道の脇では、ミヤマダイコンソウウラシマツツジの紅葉、季節外れのツガザクラの花が

目を楽しませてくれました。

また、聖岳山頂では一瞬でしたが雲の合間から赤石岳の雄姿を望むことができました。

【聖岳山頂から赤石岳を望む】

最終日は茶臼岳を経由して畑薙第一ダムまで下山しました。最終日は天気に恵まれ、稜線からは

素晴らしい景色を楽しむことができました!!

【恵那山方面】

【上河内岳頂上から聖岳・赤石岳方面】

また、うっすらと頂上付近が雪化粧された富士山も望むことができました。

10月上旬には三伏峠のネット柵撤去作業へ行ってきます!!

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