2018.08.17 [ 南信州の観光・自然・花南信州のイベント ]
セミの抜け殻から環境の変化を知ろう! 「セミの抜け殻を探せ2018」に参加!(前編)
こんにちは、環境課の新人です。
最近は暑い日が続きますね。まさに夏本番といった感じです。
皆さんは「夏」と聞いて何を思い浮かべますか? スイカ、花火、海… 色々ありますよね。中には「セミ」を思い浮かべる人もいるのではないでしょうか。セミの鳴き声を聞くと「暑いなあ~、夏だな~」と感じる人も結構多いのでは?
長野県には12種類もセミがいるようですが、地域によって種類に偏りがあることを皆さん知っていますか?
このグラフは過去のセミの抜け殻を集計したものです。地域によってずいぶん種類に違いがありますね!
ほとんどの地域のセミの種類の割合は毎年同じですが、地球温暖化が進むことによって環境に大きな変化があれば、その種類も大きく変わる可能性があります。
そこで県の環境保全研究所では、毎年8月に「セミの抜け殻を探せ!」という調査を全県6か所で行っています。セミの抜け殻を探して、種類を分けていくもので、小さな子供も大勢参加しています。8月1日に飯田市で行われた抜け殻探しに、私も参加してきました!
午前10時に飯田市の「かざこし子どもの森公園」に集合です。とても暑い日でしたが、日陰は割と涼しいです。そして周りからはセミの大合唱が聞こえます。
調査方法について、今回の講師である「伊那谷自然友の会」の山田さんから説明がありました。
まずセミの抜け殻を集めます。木の幹や足元にも抜け殻が落ちているので、注意して探さないといけません。そしてセミの抜け殻を集めて種類ごとに分け、数を数えます。抜け殻の色や大きさ、触覚で種類が分かるそうです。
子供たちと一緒に、抜け殻探し開始!
木の幹や、葉っぱの裏、地面でも抜け殻を発見
高いところにある抜け殻は竿で取ってもらいます。
子供たちは次々に抜け殻を集めていきますが、自分は抜け殻が全然見つからない…
40分で見つけた抜け殻はたったの4つでした… 久しぶりに虫取り少年気分を味わったので、よしとしましょう。
この後は集めたセミの抜け殻の集計と分析を行いました。果たして今年のセミの種類や数に変化はあったのでしょうか?
後編につづく
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