2018.08.04 [ 南信州の観光・自然・花元気づくり支援金 ]
~守られ続ける「善意の川」~ 看板除幕イベント
こんにちは。企画振興課のTMとYMです。
飯田市に「善意の川」と呼ばれる川があることをご存知ですか?
飯田市千代の法全寺区を流れる「谷沢川」のことです。
かつては「アメノウオ(あまご)」が多く棲む川でしたが、今から100年ほど前、川から魚の姿が消えました。
それを残念に思った青年2人が、お隣の泰阜村を流れる万古川から「アメノウオ(あまご)」の稚魚を弁当箱に入れて運び、谷沢川に放流したそうです。
その後も地域の若者の努力により魚の数は増えていきました。
1960年ごろから地域全体での保護活動が盛んになり、1969年から千代小学校の生徒による河川清掃などがスタート。その後、テレビで谷沢川の保護活動がテレビに「善意の川」として取り上げられたことから、それ以降谷沢川は「善意の川」として呼ばれています。
7月13日、善意の川の文字を記した看板の除幕式がありましたので、参加してきました。この看板の作成には、県の元気づくり支援金が活用されています。
この日は暑い中、地区のみなさんや千代小学校の生徒が大勢集まっていました。
看板のお披露目です!この看板は県の元気づくり支援金を活用し作成されました。
除幕のあとは、小学生が「あまごのすめるきれいな川を守ります」とメッセージをつけた風船100個を空へ放し、看板の近くにスイセンの球根を植えました。
なんと風船は南アルプスを越え、静岡県や神奈川県まで届き、お返事がきたようです!すごいですね。
子どもたちによる河川清掃も行われました。水着に着替えた子どもたちは、気持ちよさそうにゴミ拾いをしていました。
地域の方に昔から愛されてきた「善意の川」 谷沢川。これからもアメノウオの棲むきれいな川として守っていってほしいですね。
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