2018.08.03 [ 飯田合庁だより ]
飯田市上村下栗地区で産地視察! 「おいしい信州ふーど」大使が来訪
南信州農業改良普及センターの「いっちゃん」です。
「おいしい信州ふーど」大使の鹿取みゆき氏(フード&ワインジャーナリスト)による南信州地域などの視察が7月26日(木)から27日(金)にありました。
今回は、7月27日(金)に飯田市上村下栗地区へお越しいただいた様子をお伝えします。
「おいしい信州ふーど」大使とは、長野県が県産の農畜産物や食文化の魅力を多くの皆さんにもっと知ってもらうために任命している「食のプロフェッショナル」の皆さんのことです。
大使は現在6名おり、県内農家の皆さんへのアドバイスや、メディアを通した情報発信などをしていただいています。
この日は、信州の伝統野菜である「下栗芋」の栽培を行っている「下栗里の会」の特産部会 野牧部会長から、栽培の歴史などの話を聞いた後、「下栗芋」の収穫体験を行いました。
鹿取大使は、ジャガイモ掘りはあまり経験がないようでしたが、実際に道具を使って土を掘って「下栗芋」を自ら収穫しました。
収穫の楽しさを体験し、たいへん感動していました。
「下栗芋」は、飯田市上村下栗地区で、昔から栽培されている在来種のバレイショです。
夏に収穫してすぐ植えると、秋にもう一度収穫できることから、「にど(二度)いも」とも呼ばれています。
「白いも」と「赤いも」の2種があり、主に利用されているのは「白いも」で、「赤いも」は冬を越して春に味が良くなります。
平成19年7月に「信州の伝統野菜」に認定されました。
ジャガイモは、一般的にでんぷん価(含まれるでんぷんの割合)が高いほど、ホクホクしたいもになるとされ、15%程度が一番おいしいといわれています。
「下栗芋」は、でんぷん価16%と高く、最もおいしい数値を示しています。
実は小ぶりですが、しまっていて煮くずれしにくく、味が濃厚な点が特徴です。
夏の収穫はほぼ終了しており、収穫された「下栗芋」は、「㈱テスク 生活菜園」(飯田市鼎名古熊2189-1、0265-22-2388)などで販売されています。
下栗地区のほかに、天竜村、下条村も産地視察し、最後に、飯田市鼎にある、JAみなみ信州の本所の同じ敷地内の「およりてふぁーむ」前広場で開催された「南信州伝統野菜フェア」を視察され、南信州の伝統野菜を満喫していただきました。
今回、産地視察いただいた内容は、今後のメディアを通した情報発信などに活かしていただきます。
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