2017.12.12 [ 飯田合庁だより ]
「信州こどもカフェ南信州地域プラットフォーム」キックオフ・フォーラムを開催しました!
総務管理課のOMです。
県では、学習支援・食事提供・悩み相談などの複数の機能をもつ「子どもの居場所」を「信州こどもカフェ」と位置付け、その普及拡大を図っているところです。
この「信州こどもカフェ」の普及拡大を図るため、12月4日(月)に飯田合同庁舎の講堂において、「『信州こどもカフェ南信州地域プラットフォーム』キックオフ・フォーラム」を開催しました。
今年度、南信州地域においては、長野県みらい基金への委託により「子どもの居場所づくり」を推進するための連携・支援組織「地域プラットフォーム」の構築を進めており、このブログにおいても、10月24日に開催した「準備会」の模様をご紹介しました。
次の段階として開催したこの日のフォーラムは、より多くの皆さまに「子どもの居場所」について一緒に考えていただき、地域全体の機運を高めていくために開催したもので、子ども支援団体、関係機関、市町村など、約60名の参加がありました。
開会に当たり、山本地域振興局長から「このフォーラムで『連携をすることで得られるものは何か』ということを感じ取っていただき、より多くの皆さまに『地域プラットフォーム』に参画いただきますようお願いします。」と挨拶がありました。
基調講演では、NPO法人豊島子どもWAKUWAKUネットワークの理事長・栗林 知絵子さんを講師にお迎えし、「地域のこどもたちに、みんなでお節介をしよう!」と題してお話をいただきました。
栗林さんは、東京都豊島区で、池袋本町プレーパーク(遊びのサポート)、無料学習支援(学びのサポート)、子ども食堂や夜の児童館(暮らしのサポート)といった様々な活動をしていらっしゃいます。
講演の中では、
- 大人が「大丈夫」と笑顔で言える居場所は、子どもが安心して暮らし、成長し、学び、自立する土壌につながる。
- 誰かがやってくれるのを待つのではなく、自分たちができることを始める。
といったお話がありました。
続いては、参加者が8つのグループに分かれてのワークショップを実施。
長野県みらい基金の高橋理事長の進行により、参加者が8つのグループに分かれ、黄色の付せんに「あったらいいなと思う居場所」を、ピンク色の付せんに「そんな居場所を実現するために必要な人・物」 をそれぞれ書き出して、模造紙に貼っていきます。
各グループとも、意見を出し合ううちに、だんだんと積極的なやり取りが行われていました。
最後は、グループごとに発表です。
- 子どもがなんでも話せる環境、体験を支援できる場があればよい。
- 区長や公民館長等、地域の役員を引き込むことも重要。
- 安全の確保が大切。全体をコーディネイトする人が必要。
- 地域の協力がなければ、一人ではできない。
- 人により、それぞれ多様な発想があることに気付いた。
といった意見の発表がありました。
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