農政課Ｗです。

　喬木村に在来品種のにんにくが隠されているという情報を聞きつけて、
料理研究家の横山タカ子さんを長に据え現地調査を敢行しました。
まずは役場で聞き込み調査です！

　来歴については、大正時代頃には育てていたとの複数証言が。
人によっては知久氏の頃（約800年前!?）からとの説も出たとか。
富田地区の各戸で作り継がれてきたもののホワイト６片などの一般品種に押され
栽培が減少する中、昨年「赤石紅（あかいしくれない）にんにく」と名付け
振興の取組みを始めたところだそうです。

　ではいざ実物を見に行きます！

　一般品種に比べるとやせた土壌や病虫害への耐性が強いとのこと。

　実（球根）を取り出してみると…、鮮やかな赤紫色です。
１球あたりの片数は６～９片と不定で、全体に小ぶりです。
ただし香りは鮮烈！ 茎を少し触っただけでもしっかり残ります。

　それでは試食！ メニューは…、「赤石紅にんにくの油炒め」

　材料は、にんにくの穂＆茎、油、砂糖、しょうゆととてもシンプル。
しかーし、にんにくのうまみが強くしっかりした味。
一口で一旦満足、だけど１分くらい経つとまた一口、また一口…。