2014.10.03 [ 南信州の食・味・お土産 ]
おいしい記者会(9月30日開催)
地域政策課のHKです。
毎月行われる定例記者会にあわせて、「おいしい記者会」と題し、地域の特産物を実際に記者の皆さんに味わっていただき、新聞等で宣伝をしていただいています。
※「おいしい記者会」の様子は、こちら
9月にご紹介するのは・・・「はなびらたけ」の甘露煮、ピリ辛煮です。
商品開発したのは、飯田市中村でキノコ栽培をされている久保田英樹さん。
今まではエノキダケを主に生産してきましたが、出荷価格の低下などから別のキノコの栽培を検討。「人と違ったものを」という考えから、まだ栽培農家が少ないハナビラタケに注目し、5年前から生産を始めました。
ここでハナビラタケを紹介しますと、ハナビラタケ科ハナビラタケ属の乳白色のキノコで、飯田市は産地の一つとなっています。
日本では、北海道から本州、四国の標高の高い山で見ることができます。
古くから食用されてきましたが、栽培が比較的難しいことから、市場にはあまり出回らず、さらに加工品となればほとんどありませんでした。
久保田さんも、これまではハナビラタケを生のパック詰めで販売してきました。
しかし、お客様からの「株元部の食感も楽しみたい」といった要望や、栄養分は高いのですが生では切り落としていた「株元部」を使った商品を販売したいという考えから、今回「甘辛煮」と「ピリ辛煮」を開発しました。
ハナビラタケには、免疫機能を活発化させるという「βーグルカン」が多く含まれていますが、株元部にはより多く含まれています。
今回の加工品開発をきっかけに、南信州産ハナビラタケが地元の新たな特産物となることを期待されています。
実際に商品を食べてみました!
「甘辛煮」「ピリ辛煮」ともに、しっかりとした味付けがされています。
特徴は何といっても、その食感!
ツルツル、コリコリとした食感はクセになります。他のキノコにはない食感です。
この商品では、ハナビラタケの独特の食感を活かしたまま作られています。
ご飯のお供にも良さそうですし、お酒のおつまみにも最適です。
販売は、以下の3店舗で開始しました。価格は、各350円(税別)となっています。
- 安直や(下伊那郡高森町下市田)
- およりてふぁーむ(飯田市鼎東鼎)
- 南信州農協りんごの里農産物直売所(飯田市育良町)
その他、地元直売所や取引のある百貨店やスーパーでの販売を検討中です。
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