2022.05.25 [ 南信州の食・味・お土産南信州の観光・自然・花南信州の伝統・文化・史跡 ]
製茶工場の稼働が始まりました!
南信州農業農村支援センターのHです。
今年は5月4日から、南信州の茶摘みが始まり、製茶工場も稼働しています。
今年は年明けから寒い日が続き、天龍村の竜峡小梅の開花も、暖冬だった昨年に比べ1か月以上も遅れたそうですが、その後の気象状況により、ほぼ例年どおりの時期に茶摘み適期を迎えました。
農業農村支援センターでは、茶樹の生育調査結果等を参考に、各作業の適期等について情報提供をしています。
去る3月11日からは「春整枝講習会」を開催しました。
春整枝とは、新茶を摘む前に、冬を越した古い葉や枝などが異物として混入しないよう、専用のバリカンのような機械でそれらを刈り落とす、大切な作業です。
※その春に伸びた最初の新芽を一番茶、一番茶収穫後に伸びた芽を二番茶と呼びます。
本県より暖かい地方では三番茶まで摘み取る産地もあるようですが、南信州ではほとんどが一番茶のみの収穫です。
資料を参考に、茶園の様子に応じて説明します。
春整枝講習会は、この後3月23日までに管内13会場で開催しました。
今年の茶摘みを迎えるにあたり、4月12日から管内12会場で、茶摘み講習会を開催しました。
例年、6月に夏季管理講習会を開催します。
管内には3箇所の製茶工場があり、その中でも愛知・静岡と県境を接する天龍村の「中井侍製茶工場」が、最も早く稼働します。
中井侍製茶工場は、眼下に天竜川を見下ろす急斜面の中腹にあります。
製茶工場の下には茶園があり、お茶摘みが行われていました。
入口はこんな感じ。のどかな場所ですが、中からは賑やかな機械の音が聞こえてきます。
農家から持ち込まれた茶葉は、いくつもの工程を経て「仕上げ茶」になります。
まずは「蒸し」工程にはいります。
ここ中井侍製茶工場は、蒸し時間約20秒の「浅蒸し」です。
※「普通蒸し」は40~60秒です。
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