2021.10.14 [ 南信州の食・味・お土産南信州の伝統・文化・史跡 ]
どど~んと大ナス「ていざなす定食」!
南信州農業農村支援センターのHです。
過日、天龍村へ出張した折に、ふれあいステーション龍泉閣の「ていざなす定食」をいただきました。
龍泉閣は平成13年に、JR平岡駅の駅舎改装に合わせて建設された駅ビルにあります。
(画像提供:天龍村)
2階は駅舎や売店、3階がホテル、4階が温泉と宴会場になっています。
ふれあいステーション龍泉閣のサイトはこちらです。 ⇒ http://www.vill-tenryu.jp/tourism/tourism_info/fureaistationryusenkaku/
JR平岡駅に関する過去のブログはこちらです。 ⇒ https://blog.nagano-ken.jp/shimoina/nature/4642.html
龍泉閣ができる前の駅舎は、こんな感じでした。 ⇒ http://www.yk.rim.or.jp/~simadaj1/photo/2001/20010421/iida2.html
余談になりますが、平岡地区は、平成6年に三遠南信自動車道「矢筈トンネル」が開通するまでは、「陸の孤島」と呼ばれていた遠山郷からJRなどを利用するための要所で、法務局の出張所があったこともあり、当時は賑わったとお聞きしています。
昭和60年頃、県道1号飯田富山佐久間線(通称:湖岸道路)が整備される以前は、天龍村から国道へのアクセスも悪く、さらに、国道151号も阿南町富草から南は道路状況も悪かったため、遠山郷や天龍村の方たちがどこかへ移動するためには平岡駅まで来て、そこからJR飯田線を利用するのが一般的だったそうです。
その後、中央自動車道の開通や、国道、県道などの道路改良に伴い電車離れが進んだこともあってか、今の平岡駅は往時の賑わいとは異なった趣をみせています。この平岡駅のある天龍村のみで「ていざなす」が栽培されています。
(「賑わう平岡商店街」画像提供:天龍村)
「ていざなす」は、信州の伝統野菜に認定されており、その大きさと、果肉の柔らかさが特徴です。
かつて田井澤さんという農家が、明治時代に栽培を始めたことから「たいざわなす」→「ていざなす」と呼ばれるようになったそうです。
画像は、出荷目ぞろえ会の時のものです。
南信州農業農村支援センターも下伊那農業改良普及センターの頃から、生産組合の設立・接ぎ木苗の普及・病害対策など、様々な形で振興を支援してきました。その一部は「みんなの農業広場」にて紹介されています。
みんなの農業広場の関連ページは、こちらです。 ⇒ https://www.jeinou.com/mobile/technology/2014/05/230920.html
信州の伝統野菜のサイトはこちらです。 ⇒ https://www.oishii-shinshu.net/vegetables
ていざなすの過去のブログはこちらです。 ⇒ https://blog.nagano-ken.jp/shimoina/foods/19115.html
「ていざなす定食」は、縦半分にしたていざなすを素揚げにして肉みそをかけたもので、大振りのなすを半身も味わえる贅沢な定食です。
油との相性は抜群!油と果肉が絡み合ってトロトロで、噛まずに呑み込めてしまうほどです。
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