2021.10.14 [ 南信州の食・味・お土産南信州の観光・自然・花南信州の伝統・文化・史跡 ]
おすすめはシンプルに「焼きなす」!-鈴ケ沢なす-
南信州農業農村支援センターのHです。
これは、ブログのタイトルにもある「焼きなす」です。
若い方は、見たことも食べたこともない方が多いのではないでしょうか?
かつては、どこの家でも薪でお風呂を焚いており、秋なすが採れるとお風呂の焚口の中になすをそのまま放り込んで真っ黒になったら取り出し、皮をむいて食べたそうです。
皮があることで、中がとても良い具合に蒸し焼き状態になるのだそうです(皮は黒こげになってしまうので、食することはできません)。
今回は皮をむかずに、包丁で半分に割って中をいただきました。
周囲は真っ黒に焼けていても、中はとろ~り、みずみずしい焼きなすです!
シンプルに、鰹節と醤油で食すのがおすすめです。
6月には、地元「長野県阿南高校」の地域文化コースの生徒が、阿南町和合に伝わる信州の伝統野菜「鈴ケ沢なす」「鈴ケ沢うり」「鈴ケ沢南蛮」の定植を行ったことをブログに書きましたが、その伝統野菜を収穫体験する日がやってきました。
夏の間も何度か管理作業を体験し、迎えた9月16日はさわやかな秋晴れで、絶好の収穫日和となりました。
以下に、その日の様子をレポートさせていただきます。
※定植作業の様子は、こちらのブログをご覧ください。 ⇒ https://blog.nagano-ken.jp/shimoina/other/36387.html
今日は待ちに待った収穫作業!テレビの取材も入り、高校生も緊張気味?
6月3日に生徒の皆さんが植えた鈴ケ沢南蛮が、収穫期を迎えています。
最初は、南蛮の収穫からです。”南信州おひとよし倶楽部”の玉川さんから説明を受けます。
高校生も取材を受けています。「来たことのない場所で、貴重な体験ができて良かったです。」。
続いて「鈴ケ沢なす」の説明です。「F1(一代交雑種)と在来種とはどう違うのか?自分たちで調べてみてね。「鈴ケ沢なす」はどっちかな?」。
「鈴ケ沢うり」の収穫は終了し、採種用に残したうりの説明です。「これは来年播く種を取るために残しておいたうりです。このようにしっかり熟してから収穫し、中の種を取り出してきれいに洗って乾燥させてから保存します。鈴ケ沢野菜の種は、お店で販売されていないので、種を採る仕事は責任重大です。」。
いいよいよ待望の試食タイム!ブロックで作った竈に網を乗せ、真っ黒になるまで直火で焼きます。
高校生の顔の長さほどもありそうな、大きなサイズですね!
(ご家庭では、ガスコンロの五徳を外して直火にかけると、同様に焼きなすができるそうです。)。
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