2024.10.04 [ 南信州のイベント南信州の伝統・文化・史跡 ]
祝・喬木村発足150周年!
今年から南信州に赴任したリニア活用・企画振興課のTです。
9月27日(土)に喬木村発足150周年記念式典に参加してきました。150周年!考えただけでもすごいですね。
明治8年に現在の喬木村の体制が出来上がって以来、分村も合併もなく現在まで村が続いているそうです。その間、世の中では明治の大合併、昭和の大合併、平成の大合併という大きな時代のうねりがあったにもかかわらず、変わらずにいられることは他に例を見ないことだと思います。喬木村関係者の皆さま、おめでとうございます。
そんな喬木村にも、何度か分村の危機もあったみたいなんですが、それを乗り越えて今があるそうです。長野県に分県の危機があったときに「信濃の国」を歌ってひとつになった話も思い出しつつ、村の方たちが心をひとつにして乗り越えてこられたんだろうな、と勝手ながらに想像して、胸が熱くなります。 余談ですが、式典で歌われていた喬木村歌では、歌詞では、明治8年に合併した5つの村の名前がすべて網羅されていて、それぞれの地区の豊かな自然や特徴が表現されています。信濃の国と同じですね。(阿島傘も歌詞の中で歌われています)
市瀬村長さんの式辞では、喬木村の自然や歴史、現状についてお話しされた後、リニアや三遠南信自動車道といった高速交通網の時代に、日本全体が人口減少ではあるけれど、より豊かな村を目指していくというお話がありました。
また、来賓の祝辞の中で、南信州地域振興局の岩下局長が阿部知事の祝辞を代読。
そのあとには、阿島傘の長野県伝統的工芸品指定伝達式がありました。
県からの伝達式が村の記念式典の中にあることに、めずらしいなと感じましたが、式典会場には大きな阿島傘も展示されており、この喬木村に江戸時代から受け継がれている伝統的工芸品は、村の象徴的なものなんだと実感。
会場でお披露目された直径6mの超特大の阿島傘には数えきれないカラフルな手形が模様になっていて、この大きな傘の下に大勢の人たちが集っている感じがします。(村の方々約1000人の手形なんだそうです)
大傘はライトアップされていて、少し暗めの体育館の中で輝かしく浮かび上がっている様は、「輝く喬木村の未来」といったところでしょうか。(奥の深い演出!考えられてます!)
※「阿島の大傘」の製作(平成元年製作阿島の大傘の修理)には令和5年度の長野県地域発 元気づくり支援金事業が活用されています
輝く未来と言えば、そのあとに意見発表をした子どもたちです。
小学生ふたりと中学生ひとり、3人とも、とても考えがしっかりしています。人に伝える表現力にも感心してしまいました。
「10年後も喬木村に住み続けたい」、
「村の人にも外の人にも喬木村の魅力を伝えていきたい」、
「みんなで喬木村のヨイところをもっと知ろう」、
というそれぞれの意見発表でしたが、子どもたちの豊かな表現力のおかげで、喬木村にはヨイところがたくさんあって、人々が優しくつながっていて、みんなに愛される村だということがよく伝わってきました。
まだまだ南信州初心者の私ですが、これから南信州の、喬木村の「ヨイところ」をもっと体験していきたいという気持ちになった一日でした。(なお、いちご狩りは経験済みです)
この記事に関する問い合わせ先:南信州地域振興局 リニア活用・企画振興課(tel : 0265-53-0401)
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