池に潜ったっきり、出てきません。30秒、40秒、50秒、1分。出てこない
と思ったら、まったくちがうところにいつの間にやらあらわれていました。
カイツブリという鳥の仲間は、潜水しながら獲物を追いかけることで有名なんです。
そのため漢字では、水に「入る鳥」ということで、「鳰」と書きます。おもしろいですね~
あと、この鳥でおもしろいと言えば、その飛びだし方。水面で助走が必要なのです。
なかなか飛ぶことがないのですが、しばらく観察していると、ダダダッと助走をつけて低空飛行をする姿が見れました。
今回やってきた今井調整池には、他にも水鳥がたくさんいて、バードウォッチングしながら池を一周することができます。
気軽なお散歩コースとしてもオススメです。
この冬は、池に潜ってはしれっと現れる、この希少な鳥に会いに行かれてみてはいかがでしょうか。
みんなのために、この春までいてくれよー、カンムリカイツブリくん
◆県版レッドリストとは?◆
絶滅のおそれのある野生動植物種(長野県版では植物群落を含む)の目録(リスト)のこと。
詳しく表現すると、『特定の地域に生息または生育する野生動植物について、「絶滅の危険性の高さの観点」から個々の種を危険性の段階別に評価・選定し、絶滅のおそれのある種として目録(リスト)にまとめたもの』をいいます。
長野県では平成24年度に植物編、平成25年度に動物編の改訂作業を行いました。
今回ご紹介したカンムリカイツブリは、その動物編において準絶滅危惧種=種の存続へと圧迫が強まっていると判断される種で、分布域一部で、個体数の減少、生息地の悪化などが見られる種 と分類されています 。
【植物編について】
http://www.pref.nagano.lg.jp/shizenhogo/kurashi/shizen/hogo/hogo/redrist-syokubutsu.html
【動物編について】
http://www.pref.nagano.lg.jp/shizenhogo/kurashi/shizen/hogo/hogo/redrist-doubutsu.html
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