12月15日（水）2日目の移動知事室

【防災・ゼロカーボン】をテーマとした視察・懇談が行われました。

①木下建工株式会社

会社の新社屋建設にあたりZEBを達成した、佐久市にある木下建工株式会社を視察しました。長野県では、社会変革、経済発展とともに実現する持続可能な脱炭素社会づくりを目指しており、建物分野においては、2030年にすべての新築建築物のZEH・ZEB化を目標にしています。

※ZEH（ネット・ゼロ・エネルギーハウス）、ZEB（ネット・ゼロ・エネルギー・ビル）とは、快適な室内環境を実現しながら、建物で消費する年間の一次エネルギーの収支をゼロにすることを目指した建物

木製のトリプルサッシを使い、太陽光発電設備を設置するなど、いたるところに断熱性能を高めて使用エネルギーを減らす設計がされていました。

高断熱の建物と聞くと、建てる際に費用がかかりそうなものですが、こちらの建物は、建築士さんや地元の大工さんと協力しながら、贅沢な材料を使わずに無駄を省くなど、コストを下げる工夫も考えられているそうです。

こういった事例を参考に、冷涼な長野県でも暖かく快適に過ごせる建物が増えていけばと思います。

②佐久市入沢地区

入沢地区の災害復旧現場を視察。阿部知事の災害直後（令和元年１０月１６日）の視察から２年経過しており、現地の復旧工事が進んでいます。

視察後に入沢集会所に場所を移し、「災害復旧と地域防災体制」をテーマに入沢区（自主防災会）、入沢災害復旧・復興協議会の皆さんと、当地区の復旧工事に携わる長野県建設業協会南佐久支部、復旧・復興建設工事共同企業体の皆さんとの意見交換が行われました。

入沢区長さんから、「日頃の自主防災会の活動が令和元年東日本台風の対応に役立ったこと。その災害を受けてさらに避難ルートマップなどを作成して防災活動を行っている。」

知事からは、「入沢区自主防災会による防災訓練や今後の災害に備えての取り組みは、他の同じような地形的特性をもつ地区にも参考となる話なので、皆さんの取り組みを模範的なものとして広めたいと。」といったお話がありました。

佐久建設事務所総務課

0267-82-3101