2017.04.28 [ 佐久のいい景色 ]
佐久エリアの桜(関所破りの桜、千曲川堤防の桜、旧中込学校の桜、小諸市の天狗の麦飯の桜)を紹介します!!
佐久保健福祉事務所のヤマキチです。桜は、桜の名所ばかりでなく、身近な所にも地域に愛される桜が多くあります。佐久エリアでも桜は終盤となっていますが、このような桜で、時間を工面して今年見ることができた桜を紹介したいと思います。
まずは、浅科地区の五郎兵衛記念館の横にある「関所破りの桜」と呼ばれている一本桜です。この驚くような名前の由来は、昨年もレポートしていますが、佐久市のホームページに次のとおり掲載されています。
「全ての私財を投じて三河田新田・市村新田・五郎兵衛新田の開発を成功させ、その後何ら私することがなかった市川五郎兵衛に感謝した村人たちは、五郎兵衛の没後100年目の年に神社を創建します。その時、五郎兵衛の故郷である群馬県から桜の苗木が記念樹として贈られますが、苗木を貰いに行った村人達は通行手形を所持しておりませんでした。しかし五郎兵衛の偉業に感動していた関所役人は村人達を温情で通関させたといいます。「関所破りの桜」という呼び名はこの口碑に由来します。」(抜粋)
(全景、背景に浅間山がうっすらと見えています。)
(拡大)
続いて、国道141号線の浅蓼大橋付近の千曲川堤防には桜が数多く植えられています。その桜と浅間山を組み合わせてみました。
タンポポの黄色との組み合わせが春らしい感じです。
次は、旧中込学校の桜です。佐久市のホームページによると、旧中込学校は明治8年に完成し、国内の学校建築のうち現存する最古級の擬洋風建築物で、長野県宝、国重要文化財に指定されているそうです。明治初期の木造洋風建築で、中央の八角塔が特徴的です。
最後は、小諸市御幸町にある天然記念物「天狗の麦飯」にある一本桜です。街中にありますが、丘の上にあるため、浅間山や蓼科山を背景にシンプルに絵にすることができ、個人的にはとてもお気に入りです。「天狗の麦飯」については、小諸市のホームページで次のように紹介されています。
天狗の麦飯は、『広辞苑』によると「信州(長野県)などの産地の地表や地中に産する径数ミリメートルから1センチメートル、黄褐色、膠(獣・魚類の骨・皮・腱・腸などを水で煮た液を乾かし固めた物質。ゼラチンを主成分とし、透明または、半透明で弾性に富み、主として物を接着するのに用いる。)状の塊状物。藍藻・細菌・菌類の複合体といわれる」が、国の天然記念物に指定されているため、見ることはできない。(抜粋)
(背景蓼科山)
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