2016.11.18 [ その他 ]
長野県測量設計業協会様から経緯度標の寄贈がありました。
平成28年11月16日、佐久合同庁舎に長野県測量設計業協会様から「経緯度標」の寄贈がありました。
当庁舎には、県の施設のなかでも数少ない、地球上の自分の居場所を知ることができる「経度・緯度」が記された「経緯度標」が設置されております。
これは、平成元年佐久合同庁舎完成時に同協会様から寄贈されたものです。
今回寄贈のあった「経緯度標」は、従来の日本測地系で測定された表記を、世界的に統一された「測地成果2000」とも呼ばれる世界測地系に改め、更に「測地成果2011」に補正し、
「東経138度27分52秒8192」から「東経138度27分41秒5594」
「北緯36度13分36秒7728」から「北緯36度13分48秒0803」
と表記されています。
距離にすると約450m北西方向に変動し、従来の日本測地系と世界測地系との差があったことが分かります。
また、平成23年の東日本大震災での地殻変動では、最新の測量機器(GNSS)を用いて改めて測量を実施したところ東方向に31cm移動していたことが判明したそうです。これを修正し、補正したものを「測地成果2011」と呼ぶそうです。
「経緯度標」は、現在の自身の位置を知ることができ、また、災害復旧等においても大変重要な情報であります。今回の寄贈に当たりその重要性を再認識することができました。
合わせて、測量士、計量士、技術士等資格を取得することの意義、大変重要なことであると身近に感じることができました。
一般社団法人長野県測量設計業協会の皆様方には、深く感謝いたします。
以上地域政策課hiroroからの報告でした。
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