2014.07.01 [ 佐久のおいしいもの ]
水田でフナの養殖がはじまりました
農政課のそーさんです。
佐久といえば「佐久鯉」が有名ですが、「フナ」も養殖しています。
今年も、水田でフナの養殖が始まりました。5月20日、県水産試験場佐久支場で「親ブナ」の配布が行われました。5月下旬から6月上旬にかけ水草に産卵させます。(水田で産卵させるとは知りませんでした。)
今年はおよそ120戸の生産者が、30tの「小ブナ」を生産する予定です。
生まれた稚魚を約3か月間水田で飼育し、秋(9月上旬から10月)に「小ブナ」として出荷されます。
佐久地域で養殖されるフナは、一般的に池や川にいるフナとちょっと違います。
池や川にいるフナは、ギンブナ(マブナ)と呼ばれるフナで、佐久地域で養殖されているフナは緋(ひ)ブナです。更には、「改良フナ」とも呼ばれ、昭和47年頃から県水産試験場佐久支場が、その緋ブナから黒くて骨が軟らかく味の良い系統を選抜したものです。
「小ブナ」は、農協やスーパー等で販売され、佐久地方では秋の味覚として、家庭で「甘露煮」として食べられます。
秋に販売がはじまりましたら、また、お知らせしますので、ぜひ「甘露煮」に挑戦してみてください。
(写真、文とも県水産試験場佐久支場のご協力をいただきました。)
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