2017.03.07 [けもかわプロジェクト 代表 井野春香さん]
女猟師×皮革活用 vol.3
自身も狩猟免許を持ち、猟に出ることもあるという井野さん。山を熟知し、山の恵みをいただきながらも自然と共生していきたいという思いを持って、生活をしているといいます。
泰阜村の暮らしを楽しんでほしいし、自分自身も楽しみたい
- 最初に泰阜村に来たときは、どう思いました?
山が深い、というのが最初の印象です。それまで暮らしていた土地は、比較的平坦だったので。あとは、空気がきれいで、星もきれいですね。景色はすごいなと思います。雪景色もいいし、雲海が見えることもあって。ここから天竜川の対岸を見るのも好きです。あと、来たばかりのときは、信号がないので、車でめっちゃ走りやすい!と思いました。
- (笑)。
あ、暮らすのに不便ってことはないですよ(笑)。食も豊かですし。キノコなどの山の幸や、昆虫食の文化も面白いと思います。
- 食でいえば、このあたりの人はどうして鹿肉を食べないんですか?
昔はたまに食べていたみたいですが、シカよりイノシシがいいという人が多いです。
- それは、食べやすさの問題?
好みだと思います。鹿肉もニホンジカはクセがなくて淡泊、エゾシカのほうが臭いはあります。でも、さばくときに素早くちゃんと血抜きをしていれば臭みはほとんどないです。スジを取って赤身にしてしまえば、焼いても柔らかいですよ。
- そうなんですね。何となく、臭いやクセがあるように思っていました。
私はエゾシカのほうがが好きなんですけど(笑)。鶏はそんなに臭いはしないし、豚も慣れているので気になりませんが、牛は安いものは臭いがしますし、私はそっちのほうが苦手です。ラムはラム、イノシシはイノシシ、そしてシカはシカ。動物によって多少違いがあるってことなんだと思います。
- おススメの食べ方はありますか?
焼肉でもいいし、カツレツにしてもおいしいです。私は普段は使いやすいようにミンチにして保存しています。週に1、2回くらいは食べているかな。
このブログへの取材依頼や情報提供、ご意見・ご要望はこちら
営業局
TEL:026-235-7249
FAX:026-235-7496