2016.01.19 [木曽チャリ!代表 川合克巳さん]
山×商店主×自転車乗り vol.3
木曽で生まれて育ち、大学で上京してそのまま就職した川合さん。地元に戻ってきたときは、しぶしぶだったと言います。もっといえば「木曽が嫌いだった」という意外な言葉が。それは一体…?
自分が好きなことを、人がやってくれるのが楽しい
- スポーツは、昔から好きだったんですか?
大学卒業後は、東急ハンズに就職して5年ほど働いていました。アウトドア関係を担当してたんですが、釣りもキャンプも東京で始めたんですよ。木曽にいたころは、餌釣りくらいはしていましたが、基本的には興味がなくて。正直に言うと、木曽に帰ってくる気もなかったんですけどね。
- そうなんですか?
地元がそんなに好きでもなかったし、山菜とかも嫌いだった。自転車を始める前からオートバイには乗っていたので、休日は地元じゃなくて伊豆や三重、紀伊半島などに走りに行っていました。
- じゃあ、木曽の良さに気付いたのは…?
自転車を始めてからですね。でも、最初は地元で乗っていても、「これが普通」と思っていて。特別だとは感じなかった。木曽の良さが理解できるようになったのは、ほかの場所を知ったからです。知多半島、琵琶湖、淡路島…いろいろ行きましたが、ここと比べるとどこも走りづらい。信号もたくさんあって、交通量も多いんです。
-それで改めて木曽の良さが分かった、と。
実業団チームの合宿などで木曽に来ると、プロがこの環境に惚れるんですよ。160キロくらいのコースで、積算標高が3000メートルを越える。ツール・ド・フランスでいう中級山岳ステージに匹敵するくらいの難易度にで、かなり走りがいがある。実業団の選手たちは、4~5時間で走っちゃいますけどね。チームと関わることで、木曽は自転車にとって良いところだと改めて気付きました。
-今は、お店で自転車を教えたりもしているんですか?
ギアの使い方と、ペダリングのコツさえ覚えれば難しくはないので、1時間もあれば乗れるようにはなるんですが…実際のところは、なかなか教えるまではできなくて。
-お店もありますからね。
僕がいなくても大丈夫っていうなら、ずっとやってもいいんですけど。僕はお客さんをもてなして、自分が好きなことを人がやってくれて、さらに楽しんでもらえたら嬉しいんですよね。おせっかいな性格なので。
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