2011.04.18 [南信州ビール(駒ヶ根市) 竹平考輝さん]
100年、200年先もこの地で、皆で作っていけるものを
-メーカーだけではなく、皆で協力して作ると。
もし仮に、今の10倍「アップルホップ」が売れるようになったときに、生食用のリンゴを買い占めてまで作るかといったら作らないです。「なければしょうがないね、違う品種だったらある?」って聞いて、それでもなければ作れないよねって。
そして、そういう部分の情報を発信していくことが大事なんだと思います。要は、食品は工業製品のとは違い、いつも同じものはできない。それが当たり前なのに、消費者は当たり前だと思ってないんですよ。
そういうことをきちんと伝えて、できなければ違うもの、新しいものを作ればいい。リンゴで作れないならブドウはどうか、とかね。いつも同じものを作ることにではなく、違ういいものを作る方向にエネルギーを注いでいけるようにしていきたいですね。
最近は、名古屋の八丁味噌を使った「味噌ラガー」など、その土地のものを使った地ビールを作るメーカーが増えてきたといいます。地ビールメーカー同士は、競い合う面もありますが、仲は良いので情報共有などしているとのこと。「(お酒は)酔うか酔わないかではなくて、楽しむ文化性をどう育てていくかが一番の課題。業界全体で協力して取り組まなきゃいけない」と竹平さん。次回はそんなお酒を楽しむ文化について伺います。
住所 | 長野県駒ヶ根市赤穂759-447 |
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電話 | 0265-81-7722 |
URL | http://www.ms-beer.co.jp/ |