2017.08.23 [ ライチョウサポーターズ ]
ライチョウサポーターズの活動(火打山における協働型環境保全活動への参加)
皆さん、こんにちは!!
自然保護課ブログ担当のカモシカです。
7月13日から15日まで火打山に生息するライチョウの生息環境保全を目的とした環境省の事業にライチョウサポーターズが、活動の一環として参加しました。
火打山では、ライチョウの餌となるコケモモやガンコウランの生育地にイネ植物が侵入し、ライチョウの生息に影響があるのではないかと考えられているため、試験的にイネ科植物の除去作業が行われています。
作業は、先ず指定した試験区の植生調査を行い、イネ科植物を除去します。
ライチョウサポーターズは、平成28年度に引き続きこの除去作業を担当しました。
ライチョウサポーターズの山本 篤子さんは、昨年度に続いて今回2回目の参加でした。
慣れた手つきで手際良くイネ科植物を抜いていました
山本さんは、『今年、来年と実験を繰り返し、最終的にあの試験区がどうなるのか結果が気になります。』とおしゃっていました。
カモシカが活動に参加してビックリしたことは、一般の登山者の方から「ライチョウって少なくなってるの?」と尋ねられたことでした。
尋ねられた登山者の皆さんは、北アルプス等を登られているそうでライチョウに出会う機会が多いとのことでした。
ライチョウは、2014年長野県版レッドリスト(動物編)の改訂を通じて、絶滅のおそれが3番目に高いカテゴリー(絶滅危惧Ⅱ類)から2番目に高いカテゴリー(絶滅危惧IB類)に変更となりました。
ライチョウサポーターズの活動により、多くの方に「かわいいだけじゃない、ライチョウの生息状況の実態」を知っていただくきっかけになればと感じました。
今回は、残念ながらライチョウに出会えなかったです…
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